2011/12/17

吉祥寺はしご


茨城県の小美玉より毎年恒例の忘年会にキンさんとGeoさんがいらっしゃる。おふたりはかつて劇場を設計させていただいた折に大変お世話になった方々。今年は娘が産まれたこともあるので、まずは娘の顔をご覧いただき、その後吉祥寺へ移動して年忘れの宴を開催するという流れに決定。
この年の瀬の週末だが、午後のまあまあ早い時間からビールを飲みながら過ごすというのは全くもって贅沢な時間です。
吉祥寺ということで、やはり「いせや」しかないかな、ということで直行。昼ではあるが相変わらずの盛況である。店が改装されてからは足が遠のいていたので、ほぼ5年ぶり(ん?もうちょっと経つかな?)に暖簾をくぐる。かつての面影は全くなくなっているが、まあ過ぎたことはあまり気にしないようにする。焼き鳥の煙がモウモウと漂う中、近況報告や仕事の話、家族の話、野球の話(ちなみに3人はジャイアンツ、ホークス、バッファローズのファンなので今年は特に争点はなくおだやかに話は進む)、後ちょっと恋の話(?)などをオヤジ3人でおこなう。それにしても初めてお会いしてから、もう10年以上が経ったことは改めて感慨深い。いやはや本当に時の流れは早い、って毎年そんな話をしているな。
「いせや」の後は、いつもの流れでハモニカ横丁の「美舟」へ。「いせや」→「美舟」の黄金リレーは、意外と初めてなのに気づく。濃い感じがするので今までスルーしていた感があるが、やってみると、、、やはり濃いいな。
2人が「こんな(よく言えば風情のある、悪くいえば薄汚れた、ということです)店は地方にはないよな。東京らしい。」という話しているのを聞いて、なるほどなと思う。普段何気なく生活をしているが、そのあたりが東京のまちの奥深い所なのだろうと改めて思う。時々客観的な方向から気づくこういう感触は大事にしたいものだなあ、と思う。
時間はあっという間に過ぎて、9時前にお別れ。昼から都合7時間以上飲んでいたことになる。
吉祥寺の時間の層を感じながら、またひとつ年末の恒例行事が終わる。
またカウントダウンの針が進む。