2021/04/30

サーファー・ローザ

 新型ウィルスの状況は変わらず。東京も緊急事態宣言が出て、大学の授業も基本オンラインベースへとシフトしていく。ただ、演習授業やゼミは対面もしながら、ということなので、ダブル・スタンダードで、ということになる。この両方対応しなければいけないのが、難易度を挙げるのだが、まあ、状況が状況なので仕方ない。繰り返しになるが、その状況下で前へ進む飲み、である。

 ということで、何もできないGWに突入ということで、ここは、90年代ロックの巨星ピクシーズで(ちなみに、ピクシーズの登場の影響で、この後、ニルヴァーナ―が出て、オルタナティブ・ロック全盛時代に突入する訳だ)。個人的には大ブレイクする90年代に入る前の、フルアルバムではファースト(正確に言うと、この前にミニアルバム『カモン・ピルグリム』が出ているので2枚目にあたるが)の『サーファー・ローザ』が一番好き。1作目のミニアルバムとセットになった3枚組の盤2枚目をターンテーブルにかける。やはり、B面1曲目「Where Is My Mind?」を。ご存知、映画『ファイト・クラブ』の圧巻のラスト・シーン(何度観てもアガルる!)に想いを馳せながら。すべてがリセットされることの甘美を夢想しながら、進んでいきましょう。(TM)

2021/04/23

チープ・トリック

 新型ウィルスの状況は変わらず。感染者数増のため東京も緊急事態宣言直前(多分、今日から出る気配)。また、諸々逆戻りか、とモヤモヤしながらも、第2波以降は緊急事態宣言が出ようが出まいがあまり街中の状況は変わらない(飲食店が早い時間に閉店させられれている以外は)、ということも思いながら、どうなるのかあぁ、とやはりモヤモヤは感は晴れないでいる。ただ、一旦宣言が出ると、各所でルールが発動されると想定されるので、その状況下で前へ進む飲み、である。

 という感じなので、ここは、個人的に一番好きなバンドの一番好きな盤で。チープ・トリック。ロックンロール・バンド最後の良心、と勝手に定義づけている。多くの良いアルバムがあるが、あまり(というか、全く)当時売れなかった、ファースト・アルバム、その名も『チープ・トリック』を。A面1曲目の「Hot Love」で(ちなみに、A面は全曲最高!)。230秒の怒涛の疾走感に浸りながら、この時代を進んでいきましょう。(TM)

2021/04/19

ソング・トゥ・リメンバー

新型ウィルスの状況は変わらず。「まん延防止」対象の地域が増えてきている。映画『JUNK HEAD』が話題になっていて、本職は内装業という一人の男が、まったく映画の知識を学ぶことなく、ほぼ独力で、ストップモーションアニメを、7年間かけてつくりあげた、という作品。海外で評価されて、この度、逆輸入されたかたちのようだ。天才とは、「持って生まれた才能であり、人の努力では至らないレベルの才能を持った人」、ということを指すと思うが、想像を絶する努力を遂行できる、というのもある意味天才だ、と思わずにいられない。作家(ほぼ小生と同年齢!)の情熱、というか狂気の沙汰、を観ることに、僕たちは感動するのであります。はい。

と、いう訳で、天才の音楽をここで。スクリッティ・ポリッティのデビュー作『ソング・トゥ・リメンバー』。個人的には2ndの『キューピッド&サイケ85』(これも名盤)がオンタイムだったので、遡って聴いてきたという経緯があるが、聴いた瞬間、天才だ!、と衝撃を受けたのを想い出す。当時、マイルス・デイビスにも評価されるのだが、3作リリースした後、沈黙し(その後、断続的に2作ほど出す)、天才のきらめきだからこそ短かったのかなぁ、と感じ入る。A1曲目の「Asylums In Jerusalem」で。ゆる~い感じかつ、独特で極上のポップセンスに元気づけられる。天才ではまったくない僕たちも、ボチボチいきましょう。(TM)

2021/04/13

ビー・マイ・ベイビー

  新型ウィルスの状況は変わらず。感染状況は各地で感染者数が増えてきている。大学の対面授業も1クール終わり、基本オンライン・オンリーだった昨年度以前の空気感を想い出しつつある、という感じである。新年度がスタートするにあたり、研究室内の掃除をしていて、10年以上前に手に入れながら読んでいなかった書籍を発見。『フィル・スペクター 甦る伝説』(マーク・リボウスキー著、奥田祐士訳、大瀧詠一監修)。700頁超えの大作。それを今更ながら、パラパラと空いた時間に読んでいる。いや、面白い、のである。少しずつ、チョビチョビと読み進めることにしよう。

 と、いう訳で、ちょっと前にフィル・スペクターをこのブログでも話題にしたのだが、ここは、ザ・ロネッツで!フィレス・レコードから64年にリリースされた唯一の盤を81年に国内盤としてリイシューした盤(コンテンツはオリジナルと同一のよう)『ロネッツのすべて』。ここは、やはりB面1曲目の「Be My Baby」で。いやぁ、元気づけられる。気分だけでも前向きにいきましょう。(TM)

2021/04/09

バードランドの子守唄

 新型ウィルスの状況は変わらず。感染状況は各地で感染者数が増えてきている。まん延防止措置が緊急事態宣言と具体的な対応の仕方はどう違うのかをイマイチ分かっていない、今日この頃である。

 そんな中、大学も新年度が始まった。現在の所、対面授業が基本になるが、状況によってはこの先どうなるか先行きは読めない。ので、最初から全開でいくしかないかな、と思いながらスタートである。久しぶりにキャンパスに賑わいが戻ってきているのは、個人的には非常に微笑ましい。

 さて、ホットにいきたいところをグッとおさえて、ここは、しっとりと気持ちを落ち着かせてじっくりと。50年代のジャズ・ヴォーカル名盤とし手も名高い、クリス・コナーの超名盤『バードランドの子守唄』を。そして、楽曲はB1曲目の「チキータ・フロム・チワワ」で。アルバムの中でも、というよりは、クリス・コナーの曲の中でも珍しい、非常に陽気な楽曲。やはり春なので楽しくいくましょう! (TM)

2021/04/04

レッツ・ステイ・トゥギャザー

 新型ウィルスの状況は変わらず。感染状況はジワジワと感染者数が増えてきている。関西では、「まん延防止」対策が発動される模様。そんな中新年度に入った。この段階で、個人的には、オリンピックは確実に中止になる、と予想しているが、今のブログの名盤シリーズは、オリンピック(パラリンピック)閉会式日(9/5)まで継続させようと、心に決めてみる(どうでもいい話ですみません、、、)。

 ということで、新年度なのだが、このいきなりの週末に、大学の入学式(2021年度)、そして何と2020年度入学生対象の入学式(1年遅れ!)、1年生初頭ガイダンス、1年生オリエンテーションプログラムが、開催される。ので、年度の変わり目を意識することなく、シームレスに怒涛のように、いろいろなことが進んでいく。授業は基本的に対面形式でおこなう方針が出ているので、ギアチェンジしていかなければいけない。学生のみなさんも心機一転元気にいって欲しい。

 新年度を飾るべく、ここは名盤中の名盤、アル・グリーンの『レッツ・ステイ・トゥギャザー』を。やはりA1曲目の「レッツ・ステイ・トゥギャザー」で!まだ若干残っている桜吹雪に吹かれながら、前進していきましょう!!(TM)