2014/09/25

マジック

ついにこの日が来ました。
って、まだまだこれからなんですがね。。。
我が、バッファローズにマジック点灯です!!
とは言え、現時点で順位はソフトバンクに次ぐ2位なので、残り試合数が多いことから来る逆転マジックということになります。
優勝したのが18年前!!神戸の震災の年とその翌年に優勝して以来。もう完全に忘れ去られている感覚。何と言っても、2000年以降でAクラスに入ったのですら、たったの1回のみなので。。。いや、えらいことになってきました。
しかし、弱者(とそれを応援する者)の性(サガ)ですが、まだ不安でしょうがない。ありとあらゆる最悪の事態を想定しながら、喜びも控えめに。
18年ぶりということは、これを逃すと2032年まで。。。う~ん、気が遠くなる。。。
しかし、喜びを爆発させる、カウントダウンがいよいよ始まった。
希望の灯は密かに燃えている。(TM)

2014/09/24

Pink Floyd の家


急に肌寒くなってきた。
そのせいか、自宅のベランダの木建具に、カマキリが卵を産みつけていった。
ささやかだけども、とても神秘的な感じがうまれている。



 いよいよ季節が変わり、大学も後期が始まった。
 また、各授業で課題を出していく訳だが、3年生最後の建築設計演習(授業名:空間造形4)もスタート。この授業は、僕を含め5名の建築家の先生と一緒に運営する、スタジオ制の設計演習。水谷スタジオでは例年、第1課題ではスーパースター(ロック・アーティスト)の家シリーズの課題を提示する。非常にコンセプチャルな課題で、学生にとっては非常に難しいと思うけど、頭をグニャグニャにさせて思い切り頑張って欲しい、と思う。実は今年度は授業がたち上がって10年目の節目を迎える訳で、本当は「ビートルズ」をいくつもりだったのだが、ポール来日に合わせて昨年使ってしまったため、かなり悩んだ挙句に、何と「ピンク・フロイド」をもってきた。この、エキセントリック感、というかマイナー感は、何となくらしいかな、と独りほくそ笑みながら納得している次第。はい。
 さて、課題文全文を下に流します。
 学生諸君には、素晴らしい作品提案を期待しています!(TM)

■「Pink Floyd のいえ」課題文
「スーパースターの家」シリーズの記念すべき第10弾、且つ、有明キャンパスでの最初の課題は、「ピンク・フロイド」である。一般的にはプログレッシブ・ロックにおける最強バンドの代表格として評価されており、芸術的な音楽づくりにおいて世界的に圧倒的な支持を得ている。今年10月に何と、ニュー・アルバム『Endless River』をリリースするというニュースが急遽世界を駆け巡り、まさにタイムリーなテーマであると言えるだろう。
 65年にイギリスでバンド結成。メンバーはシド・バレット(2006)、ロジャー・ウォーターズ、デイヴ・ギルモアと各時代にフロントマンを替えながら、最終的にはギルモア(g/vo),ニック・メイスン (ds),リチャード・ライト(key/vo)(2008)の編成をとっている。67年にサイケデリック・ロックの傑作と称される『The Piper at the Gates of Dawn(夜明けの口笛吹き)』でデビュー。その後、プログレへと音楽性を転換していき、『Atom Heart Mother(原子心母)(70),Meddle(おせっかい)(71),などを経て72年にモンスター・アルバム『The Dark Side of the Moon(狂気)』を発表。ロック史に残る名盤として君臨しギネス記録打ち建てた。その後,Wish You Were Here(炎)』(75),The Wall(79)等の大傑作群をうみだした。
 この課題を考える上で、スーパースターというテーマに関しては外せないが、決して王道ではないベクトルが働いてくる。プログレッシブ・ロックはロックがロックそのものを対象化し始めた最初の動きと言え、現在の音楽(ロック)の流れをシニカルに(或いは批判的に)捉えることができるある可能性を現在をも秘めている。60年代に吹き荒れたプロテストな流れと、次に待ち受ける超楽観的な80年代へブリッジをかける 70年代の社会批判性をどう捉えるかということも興味深い。そして、もともとこの課題のオリジナルは『わがスーパースターのたちのいえ』というコンペの課題である。今年度は、その『スーパースター』をどうとらえられるかということを、ロック史上最大の異端スーパースター、ピンク・フロイドの存在を冠して考えてもらいたい。   
 課題へ取り組む糸口は、数多ある。プログレという音楽、コンセプトアルバムとしての組曲性、舞台演奏の演出、バレットやウォーターズの狂気性、前衛映画への楽曲、サイケデリックやアンビバレント音楽との関係性、70年代という時代性、各々のメンバーや楽曲群、歌詞、等など。
課題「Pink Floydの家」は、例年通りの前置になってしまうが、様々な社会性や文化性を持った、伝説のバンド(今も現役)、ピンク・フロイドという音楽グループの住まいを設計することにとどまらない。音楽という世界を通して創造をしているピンク・フロイドの拠り所としての概念(→空間)はどのようなかたちで表現することができるのか、時間や空間を超えた構想力豊かな提案を期待している。             (水谷俊博)

2014/09/09

幸せの宴@青山

RMのブログにもあるように家族が増えて、他に何も手が回らないくらい忙しい。。。だ、か、ら、ブログを中々更新できない。。。と、まあ、言い訳ですね。すみません。
  と、いう訳で、だいぶ前の話になってしまったが、教え子の水谷研3期生ナツミが結婚ということで、披露宴にご招待いただく。最近の若者(って、ほんとオジサン的な表現ですね。まあ、実際オジサンなんだから、しょうがないんですが。。)は本格的な結婚式を挙げなくなってきているという噂を聞いているが、教え子の披露宴に呼ばれたのは今回で3度目。水谷研も10年目を迎え、巣立っていった卒業生は100名を超えているが、まだ声をかけてもらったのが3人だけだから、そんな世間の風潮は本当なのかもしれないなぁ、と改めて思う。かつては、もし招待されまくったら家計が破産してしまうなぁ。。う~ん。。。、と無用な心配を密かにしていたのだが、そんなことはまったくの杞憂に終わりそうな気配である。
 さて、披露宴は古い住宅を改修したしっとりとした雰囲気の場で、おいしい料理をいただく、という素晴らしい式(宴)でした。式では僭越ながらスピーチもさせていただく。僕の役割は、新郎新婦へのはなむけと同時に、ご家族にご子息・ご息女の大学生活での活躍の様子をお伝えすること、と思っているので、数年前のことを想い出しつつ、こちらも懐かしさに浸りながらお話をさせていただく。何はともあれ、おめでとうございます。
 写真はケーキカットの後のファースト・バイトの瞬間をぱちり。たまたま新郎新婦サイドに位置取りをしてしまったので来賓の人々と対面してしまうかたちになってしまったが、この瞬間の人々の感じがとてもいい。写真を撮る向きが思い切り逆!になってますが、カメラ&スマートフォンを片手に慶びいっぱいの人々の群としての姿が非常にスペーシーな空気感を創りだし、これもひとつの幸せな建築的なものだよなぁ、、、と思う。
 お二人の新しい門出に乾杯、の青山の夜、でした。(TM