2023/05/24

世田美

 大学院の授業の一環で、施設見学へ。履修学生が見学する建築をセレクトしたのだが、世田谷美術館ということになった。

 師匠である、内井昭蔵先生の代表作にして、公園にある美術館としても、おそらく先駆的な建築ではないかと思う。

2 020年の「作品のない展示室」展以来の施設訪問になった訳だが、じっくりと観ていくと、やはり変わった美術館だなぁ、と改めて感じる。その土着的でいて装飾的な建築の質感は言わずもがなだが、展示室が連続していく施設構成と、それぞれの展示室のヴォリュームと形態がすべて変化があることが、他の美術館建築と空間体験に関して一線を画していると感じずにはいられない。今回の展示は、開口部を閉じて展示するコンテンツだったのだが、開かれた構成になると、より空間の魅力を感じることができる。

 改めて、現代にはできない建築なのだな、という思いとともに、見学会を終える。それにしても、この建築をセレクトした学生のセンスは渋いな。(TM

2023/05/15

最初のゼミ企画

 コロナの規制もほとんどなくなってきているので、今年度の大学の研究室の活動の幅もどんどん広げていけるようにしたい。とは言え、なかなかコロナ前のように戻すには時間がかかる。

 今年は、ゼミ生が全員順番に、いろいろと企画を立てて面白いプログラムを、企画&運営する、という「セミ企画」という名の活動をおこなうことにする。

 その1回目、ということで、武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾートの見学会がおこなわれる。まあ、最初なので、鉄板の企画なのも、いいことにしよう。本当は、施設の広場でランチ・ピクニックをしてから、見学への流れだったが、生憎の雨模様のためピクニックは中止。どっちかと言うと、そっちの方が楽しみだったので、少し残念だが、致し方ない。今週末、一つ現地審査が開催されるので、改めて施設のいろいろな所に目を向けて、学生へもいろいろと観てもらう。

 さて、この「ゼミ企画」は、今年は全12回開催されます。また、ブログでも報告しますので、乞うご期待!ゼミ生にも、ぜひ面白い企画をして欲しい。(TM)

2023/05/08

さくらんぼの季節

 あっという間に時が過ぎ去り、連休も終わり、5月も半ばになってきた。またまたブログを更新できずにいる(すみません。狼少年になってますが、少しUPの頻度を上げる所存です)。

 大学のキャンパス内にある、さくらんぼの樹に、いい感じで実がついている。この季節は、毎日樹のまわりを歩いた際に、3粒くらいをいただいている。

 若干、甘酸っぱい食感が最高である。そして、さくらんぼの食べごろになると、そろそろ服装が長袖から半袖へと移ろっていく季節である。暦の上では立夏である。春分と夏至の丁度真ん中あたりで、これから日中の時間が長くなっていく。

 新年度は何かと慌ただしいが、こういう季節を感じる事柄が心を落ち着けてくれる。

 と、感じながら、元気に参りましょう。(TM)