2013/12/31

Look back 2013 ゆく年来る年

さて今年も関西に帰っての大晦日、元旦を迎える。
まったく個人的なマイニュース2013を振り返ってみる。
今年もビッグ・ニュース盛りだくだんな1年だった。みなさん、ありがとうございました。
ベスト3をあげるとなると、こんな感じ。

1.娘が喋りだす

2.アーツ前橋グランド・オープン

3.ポール・マッカートニーを観る(すいません。こればかりで。。。)

以上です。

さて、2014年が始まる。

まずまず前進あるのみ。
来年もよろしくお願いします。

では、よいお年を。
(TM)

2013/12/30

Look back 2013 その2

 全く個人的なマイベスト、音楽編。これを今日届いたばかりのVampire Weekend『Modern Vampires Of The City』のアナログ盤を聞きながら書いている。アナログ盤を購入したら全然配達されずにものすごく時間がかかってしまい、この年末ギリギリになってしまった。封を切るとなんとドーナツ盤が白色だった。カッコイイ!と遅く届いたということも思わず吹き飛ぶ。さて、内容はと言うと、さすがに各方面で今年No.1アルバムの評価を受けているように素晴らしいと思う。特にA面がいい(って懐かしい響きでしょ)。と、いう訳で今届いたばかりなので、Vampire Weekendはランキングに入れてません(でも間違いなく5本の指に入るね)。
さて、話を戻して、相変わらずアナログレコードとCDを購入している。ネットのダウンロードはいまだかつてしたことがない。こんな時代にあえて、アナログに逆行しているここ数年である。今年は全部で、都合77枚(ライ・クーダーのBox Set11枚も含んでいるので厳密に言うと87枚)。
さて、順番はこんな感じかな。

1.New /Paul McCartney
2.The Last Ship /Sting
3.Liquid Spirit / Gregory Porter
4.Tooth&Nail /Billy Bragg
5.Wise Up Ghost /Elvis Costello&The Roots
番外Spirityouall/Bobby McFerrin

今年はやはりポール・マッカートニー御大に。もちろんライブは涙もの。で、話題性ばかりが先行している感があるがこの新作は素晴らしかった。最近死滅化している骨太のロック・アルバムとしても評価されるべきだと個人的には思うところ。スティングは10年ぶりのアルバムで10年間アルバムをつくることができなかった、という事実がこのアルバムの精神に表れている。ミュージカルのサウンドトラックなので厳密なオリジナルアルバムという感じではないかと思うが楽曲郡は素晴らしく、スティングのここ10年を思い苦悩あふれるライナーノーツを読みながら聴いていると思わず涙なくしては聴くことができない。グレゴリー・ポーターは本当に素晴らしい。もうベテランだがこれからも楽しみ。ビリー・ブラッグも秀作。日本盤が出ないのが信じられないね。後はコステロ御大。いつもながらの健在ぶりに脱帽。カヴァー作も含めたアルバムなので番外としたがボビー・マクファーリンの新譜もグレゴリー・ポーターと同様よかった。デヴィッド・ボウイ、ダフト・パンク、ホセ・ジェイムスなどもよかったが外させてもらった。
後、余談だが、2012年発売物で遅ればせながら購入したもので、Andy Alloの『Superconductor』(プリンスの彼女?、ということでプリンス節炸裂)、Pet Shop Boysの『Elysium』(こちらも健在ぶりはさすがの脱帽)は昨年のランキングには入れられなかったが素晴らしかった。
そしてシングルとしては何といっても(このブログでも書いたが)、ジャスティン・ティンバーレイクfeat.ジェイZの『Suit&Tie』。これぞ、まさにポップ・ミュージックの醍醐味。
2013年もいい音楽満載でした。さて2014年はいかに。(TM)

2013/12/29

Look back 2013 その1

あっという間に2013も、もう終わりです。
毎年恒例の、全く個人的なマイ・ベスト2013をふりかえり。例年は書籍編、映画編、音楽編と3話(日)構成ですが、今年もあまりに余裕のない1年だったということもあり(猛然と反省。。。はい。)、書くヴォリュームがそれ程ないので、書籍編と映画編をまとめておこないます。
で、この1年思い返してみましたが、昨年に引き続き、本も映画もほとんど語る資格なし、という感じ。泣。
書籍に関しては建築系以外の書籍はほとんど軽いのを斜め読み状態の連続。毎年書いている感じですが、僕は常時4冊の本を並行して読み進める、という読書スタイル。他人からは「よくそんなんで4つの話がグチャグチャにならないねぇ。」と言われるが慣れてしまうと意外といいもんですよ。ちなみにその4つのスタイルはこんな感じ(例年書いてますが。もう様式美になってます)。
①じっくりと腰を落ち着けて読む本:これは1階の本棚に
②アート、建築系の専門をパラパラ読み齧る用の本:これは2階の食卓近くに。
③カバンに持ち歩いて電車の中等の移動中に読む本:もちろんカバンの中
④寝る前に気軽に読む本:これは3階のベッド枕元に
が、今年は(も)この4スタイルが全く機能しない有様。ちなみに、今現在もグチャグチャで、フィッツジェラルド『冬の夢』、菊地成孔『服は何故音楽を必要とするのか?』、山崎努『俳優のノート』、糸井重里『イチローに糸井重里が聞く』、森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』、村上春樹『夢を見るために毎朝目覚めるのです』を並行かつランダムに目についたら読んでいる、という状況。来年はじっくりと腰を落ち着けて大作を読もうと思います。ハイ。

さて、そして、映画ですが、今年は昨年よりは少しまともに観ました。ということでベスト3はこんな感じ。
1.『クラウド・アトラス』/ラナ&アンディ・ウォシャウスキー+トム・ティクヴァ
2.『ホーリー・モーターズ』/レオ・カラックス
3.『フライト』/ロバート・ゼメキス
何といっても、レオ・カラックス13年ぶりが鮮烈だった。ウォシャウスキーの作品とテイストが好対照で、片やさまざまな要素が同時並行でランダムに展開していくかたちで、片やさまざまな要素が断続的でシークエシャルな展開をみせるかたち。最近設計時に考えている「ゆるやかな不統一な連続章」という概念とつながるところがあって観ていていろいろと考えさせられた。
ということで、明日は音楽編。もう少しまともなコメントにしたいと思います。(TM)

2013/12/18

設計演習雑感

武蔵野大学3年生の設計演習が終了。武蔵野大は4年次に設計演習の授業がないので授業としてはこれがラストの設計演習となる訳だ。後は、卒業設計しかない。今年度の水谷スタジオの課題は例年通り、小劇場(タイトル:『新吉祥寺バウスシアター』)。今年度はこれにギャラリーの機能を盛り込んだものにした。
履修者は4名。これは史上最少人数。うちのスタジオだけが少ないのではなく、全体の履修者が年々漸減してきて今年度はついに30名を割り込んだ。指導教員としては、少人数のスタジオで密な指導ができるのでいい感じなのだが、学科の学生にとってこの授業とらないのは本当にもったいないなぁ、と思う。来年度は履修者が増えることを望む限りである。設計は楽しいのに。
さて、今年度の水谷スタジオの4人だが、結果的にはよくがんばったと思う。4人それぞれアプローチが異なり、4人とも自分なりの設計のこたえを自分なりに持っていた。と、思っている(!)。これが重要。4人はおつかれさまでした。
今年度は特にそういう指導をした覚えはないが、きちんと劇場建築をつくる流れにのっかっていた。例年数名、劇場ではない劇場づくりを目指す学生がいて(そして、結果はたいていは玉砕するのだが)、それはそれで設計の思考(或いは試行)としてはアリな訳だが、やはり3年生のこの時期なのできちんと建築計画もふまえて設計をおこなうことも大切なことなのである。プレゼンの精度を含め、計画のツメはまだまだ未達なところが見られるが、気付いたところをすぐにブラッシュアップしてきちんと成果として残して欲しいと思う。
講評会は7時間超。例年のことだがこの長時間に最後はしびれてくる。講評会後の懇親会では終わった学生たちの開放感(解放感)がこちらも心地よい。懇親会後は大塚先生、末光先生、宮口先生とハモニカ横丁へ出て一杯。例年学生もそこそこついて来るが今年は2人だけ。飲みに行く学生も例年漸減の一途を辿っている。これも由々しき事態なり。まあ、どうのこうの言っても仕方ないんだけど。
さて、これで年内の授業は終了。いよいよ年末が近づいてくる。吉祥寺の夜も更けていく。今夜はポール・マッカートニーの『Pipes Of Peace』を聴く。冬の夜の心に染みる。(TM)

2013/12/08

食卓の灯り展


 木工デザイナーの渡邉浩幸さんの個展が、オカズデザインさんのスタジオ「カモシカ」で開催されているので見に行く。渡邉さんとは今年の2月に会って以来なので、本当にご無沙汰しておりました。

  先週撮影にお越しいただいた、キッチンさんがこのオカズデザインさんの2階に事務所を借りられていたこともあり、なんか先週の今週でつながるなぁ、と思いながら、渡邉さんと雑談していたら、なんと渡邉さんとキッチンさんがお知り合いだということが今更ながら判明。いやはや、世間は狭い!っていう話で静かに盛り上がる。
  渡邉さんの作品は変わらず味のある質感を持っておりとてもいい感じで、新作のお皿とキャンドルホルダーを購入させていただく。また、オカズデザインさんの料理も堪能させていただき、場の空気感と相俟ってまったりとした素敵な時間を過ごさせていただき、これまたとてもいい感じ。
  それにしても、来場されているお客さんは女性の方々ばかりで(2時間くらい滞在して、男性は本当に僕だけだった)、「いったい世の中の男性は何してんでしょ~ねぇ?」という話に華が咲く。渡邉さん2月のイスの講評会はよろしくお願いします。そして、渡邉さん&キッチンさんのダブルクリティークの企画を画策するのでした。学生諸君は乞うご期待。(TM)