2011/12/31

LOOK BACK 2011 ラスト 行く年来る年

さて今年も神戸の実家に帰っての大晦日、元旦を迎える。
まったく個人的なマイニュース2011を振り返ってみる。
今年もビッグ・ニュース盛りだくだんな1年だった。みなさん、ありがとうございました。
ベスト3をあげるとなると、こんな感じ。

1.娘が生まれる

2.前橋市美術館(仮称)の設計をおこなう

3.石神井台の家が住まいの環境デザイン賞特別賞を受賞し、テレビや雑誌さまざまなメディアで紹介いただく

以上です。

さて、2012年が始まる。

まずまず前進あるのみ。
来年もよろしくお願いします。

では、よいお年を。

2011/12/30

LOOK BACK 2011 その3

全く個人的なマイベスト第3弾。いよいよ音楽編。相変わらずアナログレコードとCDを購入している。ネットのダウンロードはいまだかつてしたことがない。こんな時代にあえて、アナログに逆行している今日この頃である。というわけで、今年は全部で68枚のレコード&CDを購入。昨年は100枚超えだったので、やはり今年は忙しさがたたって少し少なめ。でも、まあ70枚近くなので、贅沢は言えないな。68の内訳はレコード盤が35枚、CDが33枚。ほぼ五分五分といったところ。比較的新しく発売されたものはCDで購入してるのでマイベストは今年もCDから選んでみる。順番はこんな感じかな。
1.How To Become Clairvougant / Robbie Robertson
2.Majestic Silver Strings/Buddy Miller
3.Weather / Meshell Ndegeocello
4.How Do You Do?/Mayer Hawthorne
5.Hosonova/ 細野晴臣
番外Have A Little Faith/Bill Frisell
 ロビー・ロバートソンのアルバムが圧倒的によかった。何故か、あまり話題にならなかった記憶があるが、まさにロック。もう素晴らしい出来栄え。だと、思います。バディ・ミラーも鉄板という感じかな。ミシェル・ンデゲオチェロ、メイヤー・ホーソーンは全く対照的だけど、おお、という新鮮味があった。ビル・フリーゼルは昔のアルバムですがずっと欲しかったのを購入。気に入ってずっと聴いているので番外編にいれさせてもらった。来年は個人的にはもう少し余裕をもっていろいろな音楽に接したいところ、ですね。さて2012年はいかに。

2011/12/29

LOOK BACK 2011 その2+おまけ(大阪編)

全く個人的なマイベスト第2弾、今日は映画編。今年は全く忙しくて観た映画はなんと2編!!のみ。涙。合掌。。。
ちょとマイ・ベストは語れないね。改めて映画を観るのにはパワーがいるんだな、と痛烈に実感。約120分という時間、映画館という場所へ赴くという行為、そして心の余裕、といったことが必要条件になってくるんだろう。うむ。
 ちなみに観た2本は、オスカーをとった『英国王のスピーチ』と、テレンス・マリックの『ツリー・オブ・ライフ』。良く考えたらツリー・オブ・ライフはカンヌをとったんだったかな?アカデミーとカンヌの作品しか観てないのか。。。さむい、ですね。。。

さて年末になり東京での業務も終了。関西に移動。今日は大阪で大学の学生時代のT12組(工学部の12組という意味です。ちなみに僕たちの学生時代は教養の2年間は他の学科と同じクラス分けになっていて、一緒に授業を受けていた(いやサボっていた)という時代なので、他分野の友人ともいまだに仲がいい。)のミニ同窓会を開催することになり、大阪の我が常酒場『テズマ』で開催。ウエスタン、ザク、イッチャン、もっさん、きのぴたと6名が集合。いや、なつかしい。8年ぶりに会う連中もいて近況報告や、家族のはなし、お互いの健康の話(40過ぎるとね、この話題ばっかし。いやはや。)、大阪市長など現在ホットな世の中の四方山話などにはながさく。ちょっと明るいうちから始めてあっという間に終電間際になった。いや時間がたつのは早い。そしてみな40を過ぎようとしている、かつての連れと飲みながら、時間の流れを鮮やかに、そしてゆるやかに、力強く感じた。学生時代から20年がたっているのか、と当たり前のことをあらためて思う。そんな感じで2011年最終盤の大阪の夜は暮れていく。

※この翌日にヴェンダースの『パレルモ・シューティング』を京都の四条烏丸の映画館で観たので、結局3編になりました。まあ、どうでもいいんですが、まあ一応記します。はい。ちなみに『パレルモ・シューティング』のPRテキストは「現在を、生きることを、問いかける、世界の内なる、声を聞け!」。う~む、昨日の今日なので、少し考えさせられるな。世界の内なる声を聞け!のくだりがいいよね。さて、考えよう。ちょっとだけね。

2011/12/28

LOOK BACK 2011 その1

2011年もいよいよラストスパート。ということで、昨年もやりましたが全くな個人的なマイ・ベスト2011をふりかえり。まずは書籍編。以前も書きましたがが、僕は常時4冊の本を並行して読み進める、という読書スタイルなのである。他人からは「よくそんなんで4つの話がグチャグチャにならないねぇ。」と言われるが慣れてしまうと意外といいもんですよ。ちなみにその4つのスタイルはこんな感じ。
①じっくりと腰を落ち着けて読む本:これは1階の本棚に
②アート、建築系の専門をパラパラ読み齧る用の本:これは2階の食卓近くに。
③カバンに持ち歩いて電車の中等の移動中に読む本:もちろんカバンの中
④寝る前に気軽に読む本:これは3階のベッド枕元に
 2011年は数えてみたら48冊の書籍を読了した模様。昨年のブログを見返すとちょっと増えたかな。忙しくなるとなかなか本を読む時間もとれないが、例年通りという数字ということは、まあこんなもんなんだろう。2011年は特に傑作がなかったような気がするが、それ以上に自分自身が大きな業務が進行中で、充実し過ぎの生活を送っていたため本当に本を読んだ感じがしない。普段の生活が激務になると、大作系に対してどうしても食傷気味になることに改めて気づかされた。ので、今年は本当に軽めのものばかりを読んで、癒しを求めていたんだろうな。と思い入るこの年の瀬。
昨年から村上春樹ものの今まで読んでいない取りこぼしを拾って読んでいるのを継続。絶版になって法外な値段でしか市場に出回っていないものを除けば翻訳モノも含めてほとんどを読破できた、ような気がする。。。ちなみに村上春樹の小品群は④のスタイルで読んでいる。ので、枕元にはしばしば常に村上春樹の本が登場したことになる。
 その他④のカテゴリーでは、最近、森見登美彦、万城目学の京大’S小説家にはまっている。「今更、鴨川ホルモーかい!」って、ミーハーな感じで恥ずかしいですが、疲れている時にいいんですよね。後、京都に住んでたので昔を想い出すノスタルジーに浸れて、ほっこり感がまたいいんです。後、絶版になってますが、小田嶋隆著の『山手線膝栗毛』も最高だった。エッジの効いたシニカルなルーザー感が逆に気持ちよく読みながら吹笑ものでした。それにしてもこれ小田嶋さんが34歳の時に書いた作品らしく、それもびっくり。
 ②のスタイルでは、ソフィ・カルの『本当の話』を中古で入手できたのが嬉しかった。ずっと欲しかったので満足である。建築関係では最近出た、篠原一男の2Gとエルクロッキースのスタジオ・ムンバイの特集がよかったな。篠原一男の2Gは日本の建築雑誌は「やられたな」感があるのではないでしょうか?思い過ごしかな。
 ③のスタイルは、昨年から引き続き、スティーブン・キングの『ダーク・タワー』シリーズを読んでいる。なかなか進まない。終わるまでの読書の旅は長いですね。ため息。①のスタイルではトマス・ピンチョン著の『メイスン・アンド・ディクソン』を読み始めたばかり。だが、1年くらいまったく進まず。大作系に食指が伸びない如実な例を露呈してしまったな。これまたため息。ポール・オースターの『幻影の書』を文庫化を待ち購入。現在これが本棚に待機中なので年初めからの楽しみだ。
①から④はなんとなく比較しづらいので、昨年同様それぞれのスタイルで1冊ずつセレクトということで、こんな感じ。
 ①:該当なし。。。と、いうもの寂しいので、本当は④ですが無理やりで、、、『マンハッタン・オプ』Ⅰ~Ⅳ/矢作俊彦
 ②:『本当の話』/ソフィ・カル、番外で『さよならペンギン』/糸井重里・湯村輝彦
 ③:『ダークタワー』シリーズ(しか読んでません。しかも、なかなか進みません。)
④:『親鸞』/五木寛之
(クリスマスに親鸞≒浄土真宗を読了という荒業をやってのけた今年のゴールデン・クリスマス。ロンリーなクリスマスを過ごした諸氏に乾杯だ!)

2011/12/21

2011設計演習納め


2011年の武蔵野大学の設計演習の授業「空間造形4」の最終日。かつ講評審査会。
3年生後期に展開されている授業で、学生にとってはこれが最後の設計演習になる。
後は卒業設計しか残っていない。
ので、今日は学生にとってはいままでの成果を思い切りぶつけてもらうしかない。。。という思いで僕も授業に臨んでいる。もちろん僕にとっても最も大切な授業の一つだ。
今年度は4スタジオ制で授業を開催。ちなみに水谷スタジオの課題は『新バウスシアター』。吉祥寺にあるバウスシアターという映画館の敷地を対象にして、コミュニティ劇場を設計するという課題である。今年は7名の学生が履修。
・吉祥寺の路地と開放的な中庭を中心に施設を構成した劇場群
・舞台裏の雰囲気をみせる、こどものための劇場
・ピアノ庫を特徴的に配置したコンサートホール
・周辺環境のピクチャレスクと、都市を結ぶ機能をもったコミュニティホール
・折り紙構造による特徴的な造形モチーフの劇場
・外部舞台と連携した舞台構成をもつ能楽堂
・小さな劇場単位を分散配置した劇場市場
と、今年も特徴的な提案が提出された。
苦労しながら設計プロセスを蓄積して進む学生もいれば、つくっては壊し、つくっては壊しの連続で進んでいく学生もいる。まあ、いずれにせよ、この悪戦苦闘をするということが大切なんだと思う。まあ、やってる本人はそんな風には思えないだろうが、そういう苦労も楽しみの一部なんだよな。そう、楽しんでナンボ、の世界なのである。ほとんどの学生が徹夜明けなので、講評会の間はダウンしている学生がチラホラ。そんな中、スタジオを御担当の先生方、専攻の先生方と7時間以上にわたる講評会をおこなう。いや、さすがにこっちも頭がしびれてくるが、このアドレナリンが出てきてマゾヒスティック・ハイにる感じが気持ちいい。う~ん、ちょっぴり変態、、、っていう感じでしょうか。
さてさて、今年度の学生の作品の総評。全体としてはまとまりがあり、ある程度のレベルはクリアできているのだが、良くも悪くもぶっ飛んだ案は今年も見られなかった。その振れ幅が毎年小さくなってきている感じがする。残念。まあ仕方ないといえば仕方ないのだが、学生には本当に僕たち教員の評価なんて考えずに、自分のやりたい設計を達成してもらいたいと思う。良い子になるな、悪い子になれ!という感じかな。ちょっと、違うか。。。でも、褒められるために妥協するくらいなら、好きなことをどんな批評されようともやり遂げて欲しいですね。それが力になると思うから。そんな思いを抱きながら、講評会後の懇親会に突入。
今年の飲み会では提出の遅れた学生がゲリラ発表をおこなったりと、なかなか元気な所を見せてくれた。みんないろいろな想いがあるだろうが、終わった後にビールを飲んでる姿は解放感があり、学生のそんな姿をこっちがみて逆に開放されていく感じがうまれる。学生のみんなは本当にお疲れさまでした。
懇親会もはねて、大学の実習棟にひとりきりで、とりまとめの作業をおこなう。まさに、兵どもが夢の跡(ちょっと言い過ぎ)な感じに浸りながら、夜は更けていく。
また年末恒例の一大イベントが終わった。
さらに2011年カウントダウンの針が進む。
チークタク。チークタク。

2011/12/17

吉祥寺はしご


茨城県の小美玉より毎年恒例の忘年会にキンさんとGeoさんがいらっしゃる。おふたりはかつて劇場を設計させていただいた折に大変お世話になった方々。今年は娘が産まれたこともあるので、まずは娘の顔をご覧いただき、その後吉祥寺へ移動して年忘れの宴を開催するという流れに決定。
この年の瀬の週末だが、午後のまあまあ早い時間からビールを飲みながら過ごすというのは全くもって贅沢な時間です。
吉祥寺ということで、やはり「いせや」しかないかな、ということで直行。昼ではあるが相変わらずの盛況である。店が改装されてからは足が遠のいていたので、ほぼ5年ぶり(ん?もうちょっと経つかな?)に暖簾をくぐる。かつての面影は全くなくなっているが、まあ過ぎたことはあまり気にしないようにする。焼き鳥の煙がモウモウと漂う中、近況報告や仕事の話、家族の話、野球の話(ちなみに3人はジャイアンツ、ホークス、バッファローズのファンなので今年は特に争点はなくおだやかに話は進む)、後ちょっと恋の話(?)などをオヤジ3人でおこなう。それにしても初めてお会いしてから、もう10年以上が経ったことは改めて感慨深い。いやはや本当に時の流れは早い、って毎年そんな話をしているな。
「いせや」の後は、いつもの流れでハモニカ横丁の「美舟」へ。「いせや」→「美舟」の黄金リレーは、意外と初めてなのに気づく。濃い感じがするので今までスルーしていた感があるが、やってみると、、、やはり濃いいな。
2人が「こんな(よく言えば風情のある、悪くいえば薄汚れた、ということです)店は地方にはないよな。東京らしい。」という話しているのを聞いて、なるほどなと思う。普段何気なく生活をしているが、そのあたりが東京のまちの奥深い所なのだろうと改めて思う。時々客観的な方向から気づくこういう感触は大事にしたいものだなあ、と思う。
時間はあっという間に過ぎて、9時前にお別れ。昼から都合7時間以上飲んでいたことになる。
吉祥寺の時間の層を感じながら、またひとつ年末の恒例行事が終わる。
またカウントダウンの針が進む。

2011/12/11

さとがえる2011


日曜だけど大学で入試があるために出勤。来年度はまたどんな新入生が入ってくるのかと、ちょこっと期待を抱きながら業務に勤しむ。
業務終了後、NHKホールへ。
これまた毎年恒例になってきている感はあるが、矢野顕子の「さとがえる」コンサート。今年は例年とちがって、ピアニストの上原ひろみとのヂュオ・ライブである。
バックのバンド編成はなく、2人きりでピアノを弾くという、シンプルかつストロングなプログラムになっている。
いや、想像以上に素晴らしかった。力強い上原ひろみのプレイに、それを包み込む矢野顕子のセンス。ピアノだけの演奏で(しかもクラシックではない)これだけ奥深くエネルギッシュな雰囲気を堪能できるとは、という感じである。
最後は客電が灯いて、コンサート終了のアナウンスが流れているのに、アンコールの拍手が鳴りやまずに、再度アンコールで2人が登場したのは感動的だった。いやはや、まさしくスタンディングオベーションものですね。
それにしても、客電が灯いた後にアンコールで登場するのを観るのは本当に久しぶりだったな。ブルース・スプリングスティーン(あれは中学生か高校生の時)、と奥田民生(これは社会人になっていた)、くらいかな。いや、後、親に連れられて行ったフリオ・イグレシアスもそうだった。そういえば昔、村上春樹がフリオ・イグレシアスを否定的に書いたエッセイがあったけど、、、まあ、好き嫌いはあれ、すごいものはすごいんだなぁと改めて想い出してみる今日この頃。
と、全然関係ない話にずれていってしまったな。
でもやはり音楽はライブで聴くのが一番。生の音と演奏。そして、共有できる空間。それにつきるね、とあらためて、という程ではないか感じ入る。
また年末恒例のイベントが終わってしまった。
いよいよカウントダウンが始まる気配。そんな渋谷の夜。

2011/12/09

ぽっかりと空白の1日


ちょっとした事情で予定が変更になり、群馬県内でぽっかりと時間が空いてしまう。かっこよく言うと空白の1日というところか。同行していてくれた大阪の建築家のイケさんと、「折角群馬まで来ているので何もしないで帰るのももったいないので、、、」ということで、群馬県立近代美術館を観に行くことに。
学生時代に雑誌などで散々見ていたし、前橋までは頻繁に行っているのだが、訪問するのはこれが初めて。
いや、懐かしい~。と、いうのが真っ先な素直な感想。学生時代の感覚が思い浮かぶ、、、というか蘇る感じ。こういうの、なんて表現したらいいのかな?デジャヴという訳ではないし。。。そんな微妙な、感覚の中、磯崎作品を堪能。
いや、予想以上によかった。うん。素直に。ガッツリと建築をつくっている雰囲気がビンビンだ。今まで磯崎の展示施設作品は水戸芸、奈義町、西脇岡之山、原アーク、富山博、などを見ているが(そういえば北九州もまだ見ていないことに気づく)、群馬が一番好きかもしれない。明解なコンセプトかつ空間構成(群馬の場合は12mの立方体キューブフレームということになるだろう)で、というかほとんどそのペアセットだけで造形していくという行為は、建築のある意味初源的な魅力を表現できうるのかもしれない、と改めて感じ入る。こういう建築は現在はできないんだろうな。というか、流行りではないんだな。でも、いいものはいい。ということをまた改めてじっくりと感じさせられた。
空白の1日もいいもんだ。
と、無理やり思い込もうとしてると思ってるでしょ?まあ、いいんですよ。そんな感じで時は流れています。

2011/12/05

武蔵野八幡宮


お宮参りで武蔵野八幡宮へ。
土地の守り神である産土神様に、娘の健やかな成長を願う。
神戸から両家の母親もかけつけてくれて、みんなで祝うことができた。
こういう行事をおこなうと、やはりゲニウス・ロキ(地霊)ということを意識してしまう。境内は平日の昼間なのでとても静かで、本殿内で祝詞をあげていただきお参りをおこなっている時は、本当に厳粛な雰囲気に包まれる。こういう瞬間は、最近あまり経験することがないので貴重な空間体験なのだろうと思う。
その場所あっての建築。
あらためてその思いに感じ入る。
お参りの後に吉祥寺の第一ホテルに移動して母親たちとひとしきり話する。母親達が神戸に帰っていく姿を見送りながら時の流れの早さをふと感じる。
その場所、そして時間があっての建築。
あらためてその思いに感じ入る。
うん、まあ建築はどうでもいいんですけどね。一応、CONSTRUCTIONブログなので、、、まあそんな感じです。健やかな成長を願いながら。

2011/12/03

新宿ロック


嵐のような天気。
まだ朝が明けきらないうちに家を出て、豪雨の中、新宿へ向かう。
まったく私事ながら、今日は毎年恒例の年末ライブ。ライブというのは、実は趣味(?)でアマチュアのロック・バンドをやっていて、毎年恒例、この年末にさしかかった頃にライブをやっている(ちなみに僕は楽器が何もできないからという理由だけでVo.をやっておる次第)。ロック・バンドとはいいながら、もう正真正銘のおっさんバンド。今年をもってメンバー全員が40歳の大台に乗りました。
 とはいえ2011年のこの時点で活動をスタートして何と12年目。昨年も同じようなことを書いた記憶がありますが、まあ、ここまでくると続いていること自体がすごいことである。バンドをやったことがある人ならお分かりでしょうが、バンド活動を継続するのは、本当に難しい。。。のである。継続こそ力、なんだろうか?、とふと思う。
 ライブハウスは昨年同様新宿5丁目の方のSUN FACE。昨年演らせていただいて、とても気持ちがよかったので2年連続でお世話になる。今年は4バンドで対バン。なんと昨年同様、トリでの登場。まあ、何年やっててもステージに上がる時は緊張しますね。
今年は出演バンド数が多いので全7曲30分のステージ。最初から全開でいってもOKな尺なので、ぶっ飛ばす勢いでアクセル全開でいく。年々歳をとり、声の持久力もなくなってきている。いつまで、こんなロックを歌えるのか、と毎年思う。そんな気持ちを込めて、バッファ―ローズを今期限りで退団する田口荘選手のユニフォームTシャツを着てステージにあがった。
ライブハウスはお客さんで満員になり、最後のアンコールでMonkeesのDaydream Believerでしめ、なんとか無事終了。雨の中本当にたくさんのお客さんにお越しいただき感謝感謝である。今年は教え子のEjiとHaruも観に来てくれた。本当にどうもありがとうございました。
 ライブが終わり、これまた恒例の打ち上げへとなだれ込む。2次会の後半くらいからアルコール指数もUPしていき、路上立ち飲み屋や、新宿らしい居酒屋などをはしごして、最後はベースのダイスケと観に来てくれた大学時代の友人のタカネと共に5軒目で力尽きる。
この年末ライブが終わると、いよいよ年の瀬の声が一気に聞えてくる。酩酊した頭で、そんな思いを抱きながら新宿に乾杯する。
ロッケンロール!