2019/08/28

進撃の建築家

 恩師である布野修司先生が「進撃の建築家」という書籍を出版され、30数名の建築家のなかに、拙生、水谷のことも収録していただく。
 雑誌『建築ジャーナル』での布野先生の連載がもとになっており、一度、その記事が出た際にこのブログにも記させていただいたが、収録稿の冒頭は、「水谷俊博は、なぜかマイケルという。初めて会ったのは1995年の阪神大震災直後である。設計製図の演習で二十歳のマイケルに出会っていたと思うけれど記憶にない。」という文面から始まっている。雑誌に収録された際は非常に私的な感覚を受け取ったが、このようなかたちで30数名の建築家の記事を並べてみてみると、これからの建築家の職能はどうあるべきか、ということを改めて考えさせられ、やはり闘わねばいけない、と自戒するばかりである。布野先生には感謝の念につきません。書店などで書籍をみかけたらご一読ください。(TM)

2019/08/15

誰もいない海

 夏季休暇は毎年恒例の故郷へ帰り、近くの神戸舞子へとでかけていく。名称「舞子の浜」として古くから知られ、さまざまな場面で詩に詠まれていたりする。瀬戸内海越しに眺める淡路島が絶景とのことで有栖川宮が別邸を構えたことでも有名な地である。
 まあ、そんな話は置いておいて、例年もちろん海水浴がメイン・イベントなわけである。が、今年は、何と、台風が直撃。。。3日に渡り、海水浴場は閉鎖された次第。まさに、誰もいない海の景ができあがった。今年の夏も時の流れを感じつつ、変わらぬ海の眺めをみて感じる故郷の日々であります。(TM)