2018/01/27

ミニマムな光景


 今週あたまの大雪の跡が、まだ色濃く残っている。
 雪が止んで数日が経つが、その辺の道路はまだ雪が凍った状態でバリバリだ。
 そんな非日常な環境がつくる、ちょっとした景観が美しい。
 家の排水パイプから、雪解けの水が凍りついて、大きなツララを形成している。このミニマムな光景から、自然の偉大な力を感じずにはいられない(って、ちょっと大袈裟かなぁ)。また雪が降る予報もあり、そうとも言ってられないところが、少し哀しいところ。まあ、程々がいいんだよなぁ、とまったく自分勝手な冬なのであります。(TM)

2018/01/18

ルーズ・ユア・マインド

 デヴィッド・シュリグリーの『ルーズ・ユア・マインド』展の書籍をみながら、しずかな衝撃を受ける。そう言えば、昨年観に行ったベックのライブ(詳細は本ブログ2017/10/24参照ください。)で購入したトートバックのビジュアル・デザインがデヴィッド・シュリグリーだったなぁ(確かめた訳ではないので、違っていたらすみません)、と想い出した。
 前のブログで学生の作品の元気のなさに言及したが、元気がないのは学生ばかりではない。と勝手に感じていて、最近何となく悶々としている。
 日常性、ポップ感を基盤としながら、そしてそこにユーモアのセンスがぶった斬って構築する世界観は圧倒的だ。悶々としながら、自らを省みて、「元気だしていこ!」と思うのでありました。まさに「リアリー・グッド」、なのである。(TM)

2018/01/16

卒業設計発表会2017(年度)

 武蔵野大学の2017年度の卒業設計の発表会が開催。
 今年度は武蔵野キャンパスに戻り、昨年同様ポスターセッションのかたちでおこなわれる。今年の卒業設計の作品数が非常に少なく、寂しい限りだが、各作品ちゃんと学生の話を聞くと持ち時間の3時間があっという間に過ぎていく。感想としては、「ちょっと元気ない」、というところか。昨年にも増して、パワフルな案がなかったのが残念。そもそも作品数が少ないので、仕方のない所ではあるのだが。。。この「パワーない。。。(でも、マトモと言えばマトモ。。)」という感じは年々強まっている。ように感じる。そこがやはり断然物足りないところ。やはり、重ね重ねさびしい感じだなぁ。
 ポスターセッション後の学内審査で8作品がピックアップされた。当該の学生は2/11(日)(於三鷹芸術文化センターB1F展示室)の公開審査会で最終審査へ臨むことになる。是非、いい形でブラッシュアップした作品の姿を見てみたいところ。
 さて、すべてが終了後、水谷研の学生と吉祥寺で打ち上げ。設計をしたゼミ生8名のうち3名がファイナルへ。逆に言えば5名は進めず。まさに、悲喜こもごも。さて、熱い思いを決勝で、是非ぶつけて欲しい。「(公開審査会での)最後の底力がみてみたい」、と、若干、アジってみるのでありました。乞うご期待、である。(TM)

2018/01/04

2つの小さな展覧会@京都

 新年あけましておめでとうございます。
 新年早々に、京都で行われている小さな展覧会へ足を運ぶ。「御所東考現学」展@誠心社、「珈琲の建設」展@KAFE工船、の2つの会場へ。イラスト画と写真の展覧会。
 両方とも会場に非常に特徴があり、本屋とカフェという本来展示空間ではない場所、であり、両建築ともリノベーションによって古い建築が再生されているという共通点がある。非常にマイナーな場所でありながら、しかも新年早々という時節柄にもかかわらず、まずまずの人出があり、小さな驚きを感じずにはいられない。
 展示の場と展示のコンテンツが融合しており、いわゆる美術への敷居の高さをなくした場所づくりができていて、とても好感もてる。新年早々心地よい感覚に浸りながら、京都を後にする。(TM)