2021/06/01

ストライキング・イット・リッチ

 新型ウィルスの状況は変わらず。週末に緊急事態宣言が再度延長されることが確実になってきたので、また諸々調整に入らなければならない。大学の授業は緊急事態宣言が明けることも見越して、対面授業への移行を想定した方針だったが、このままだと、引き続きオンライン授業が基本ということになるだろう。今週から2学期がスタートするので、2学期の授業は、オンライン対応へ授業コンテンツを変更して、先週末からバタバタと準備を進めている次第。まあ、仕方ないといえば、仕方ないのではあるが、やはり、こういう細かい動きが疲弊していく要因にはなっている。

 と、いうことで、ここは元気を出すために、ダン・ヒックス(アンド・ヒズ・ホットリックス)を聴く。おそらく、非常にマイナーな存在だと思うが、素晴らしきユーモアのセンスの塊だと思っていて(なので、このあたりは個人的には、イアン・デューリーと双璧)、聴いていると、心も身体もほぐされていく感じ満載である。音楽は、フォーク、ジャズ、カントリーを万華鏡のようにミックスしながら多様なかたちでプレイしていて、当時の新しいかたちで表現しているという(なので、どのジャンルかが全くボーダレスなため、聴く側がどう受け止めていいか分からなくて、あまり売れない、というパターン)、まさに唯一無二、という感じである。3枚目の『ストライキング・イット・リッチ』、A6曲目「I Scare Myself」を。僕らの世代は、トーマス・ドルビーのカヴァーでお馴染み!飄々と元気にいきましょう。(TM)