2021/06/24

ラー・バンド

 新型ウィルスの状況は変わらず。緊急事態宣言は解除され、大学の授業も再び対面へとシフトした。前期も残り少なくなってきたが、全てオンラインということよりは、対面授業ができることで、いい空気感が流れることを期待するばかり。さて、そのような最中、何と我がバッファローズが、いよいよ単独首位にたった。まさに雨季の珍事(!)(なのか?)。もうこの後、首位にたつことは無いかもしれないので、ひとまず今を楽しんでおこう。何といっても12球団のうちで、最も優勝から遠ざかっているチームなので、期待感は半端ない。まあ、でも、まだ先は長い。ボチボチといきましょう。

 さて、この“勝手に名盤シリーズ”ではコンピレーション盤をピックアップしないようにはしていたのだが、ここで、ラー・バンドの盤『Puroducers Choice』を。ベスト盤的な2枚組LPが昨年リリースされた。プロデューサー、アレンジャー等で名を馳せたリチャード・アンソニー・ヒューソンの一人音楽プロジェクトのバンドで、70年代後半から80年代にかけて活躍。とは、いっても、そんなに売れた訳ではないのだが、80年代のポップスにとっては重要な存在、と個人的に思い入れは強い。

 世間では、チープなエレクトリック・ポップとみなされがちだが、宇宙をテーマにした楽曲群は現在聴いても新しい(気がする)。ここは、1枚目裏面(B面)2曲目の「Perfumed Garden」を。作家(元長野県知事)田中康夫氏がMCをしているFMヨコハマの番組(この番組も最高)のオープニング・ソングとしてもお馴染みだが、この浮遊感を、雨の夜に、堪能する、というのが最高である。さて、いつまで野球の夢は見続けられるのか!何はともあれ、元気にまいりましょう。(TM)