2010/12/04

新宿ライブ物語、シングルモルト&ロッケンロール

 全く私事ながら、2010年のライブが無事終了。

 ライブというのは、実は趣味(?)でアマチュアのロック・バンドをやっていて、毎年恒例、この年末にさしかかった頃にライブをする訳である。ロック・バンドとはいいながら、もう正真正銘のおっさんバンドで、我ながら、よくもまあ、やってるよなぁという感じ(ちなみにバンド名はThe Pow!(ザ・パウ!と読みます)といいます。)。
 とはいえ今年で活動をスタートして何と11年目。最初ベースがいなくてスタジオに入ってた時から数えると13、14年くらいは経っているので、まあ、ここまでくると続いていること自体がすごいことである。バンドをやったことがある人ならお分かりでしょうが、バンド活動を継続するのは、本当に難しい。。。のである。それはいかに「へなちょこ」バンドであってもである。
 さて、ライブも終わり今年の感想。ライブハウスは新宿5丁目の方のSUN FACEということろでハコも小さくて、とてもインティメイトな雰囲気。お店の人たちも若いけど感じがよかった。後で、観に来てくれた友人に聞いたところ音響もなかなかよかったとのこと。でもリハーサルからハプニング続きで、原因不明の漏電のため、いきなり全部の電源があがってしまう、というライブハウスでは起きてはいけない一大事。結局リハは無事終わったものの1番目のバンドの1曲目で電気が切れて、会場は真っ暗!!パニック!なんだけど、まあ、そこがおっさんバンドなので、大らかに笑って対応対処。ちなみにライブは3バンドが出演。2番目のバンドのドラマーが電気設備設計者だったので、即対応。まさしくプロの仕事。その後は照明のセッティングなどを調整して無事乗り切ることになる。我々の出番がトリの最後。これだけ長くやってくるといい加減最後に出番が回ってくるようになる。時は流れている。
 全部で12曲、55分のプログラム。なんとか歌い切る(言い忘れましたが僕はヴォーカルです。別に歌が上手いというわけではなく、楽器ができないからという単純な理由。)。僕(40歳)がメンバーの中では最年少なので、メンバーは上は50歳からいて、そのおっさんたちがロックする訳なので。まあ、観てる方はどう感じたのだろうか?まだまた歌えてるつもりだが、やはり年々声の持久力がなくなってきている感じがする。そうです。時はあまりに早く流れている。
 ライブでは、嬉しいことに最後に客席からアンコールあり。こっちは全然心の準備していなかったので、ビックリしてしまったが、本当に何も曲を準備してなかったので、1曲目の新曲『ハヤブサ』を再び演る。ヴォーカルはもう限界でしたが、パフォーマンスとしてはアンコールの方がよかったみたい。なんとか、無事に終わりました。週末の忙しい時に会場までお越し頂いたみなさん、ありがとうございました。
 ライブ後は打ち上げ。改めて3バンドのメンバー全員が揃うと本当に濃いメンバーだなぁ、と痛感する。まあ、いつものドンちゃん騒ぎで、傑作に面白かった。特に1番目のバンドのヴォーカルのナマズさん(これ本名)のパフォーマンスが最高。店内の他のお客さんや店員さんにも遠慮なく巻き込んでいく怒涛の攻めはライブでのパフォーマンスと同じ高いテンションで、抱腹ものだった。
 打ち上げも終わり、ベースのダイスケと観に来てくれた大学の同級生のマスタニ、イシイ、それにヨメの5人で2次会。怪しげなバーで燻製を食しながら、アイラのシングルモルトでいっぱいやる。久しぶりにリラックスした時間。この懐の深さが新宿なんだなぁ、と改めて感じる。店を出てシングルモルトでいい気分にフラフラになりながら帰路につく。末広亭の明かりがきれいだ。とにかく今夜は新宿の夜に乾杯だ。ロッケンロール。