2025/12/31

Look Back 2025 その2

 昨日に引き続き、全く個人的なマイ・ベスト2025。今日は音楽編。今年もあまり新譜を手に入れることが少なく、もっぱら中古アナログレコードをボツボツとゲットしていたという次第。

 後、最近超大手購入サイトで、輸入盤の購入がままならなくなってきて、おそらく今年No.1のディジョンの『Baby』がまだ手元に届いていない、という状況。

 ので、セレクトするのにかなり迷ったのだが、2025年のマイ・ベストを選んでみる。

 順番はこんな感じ。

1位:『1978:Revenge of the Dragon/ Jose James

2位:『Who Is The Sky? /David Byrne

3位:『Sunshine Music/ ALA.NI

4位:『Afim/ Ze Ibarra

5位:『Butter/ Cherise

 1位は、ホセ・ジェームスの新譜。1978年のカヴァーがメイン(特にマイケル・ジャクソンの『ロック・ウィズ・ユー』の解釈は素晴らしい!)なのだが、オリジナル・ソングもそれを踏まえて秀逸!今年ずっと聴いている。

 2位はデヴィッド・バーンの新譜。変わらず健在のバーン節。今年セレクトしたロック盤はこれのみ。いや、言う事無しです。

 3位はアラ・二の10年振りの新譜。素朴な音づくりを緻密にした傑作。ニューソウルからボサノバまで射程にした純粋に楽しめるアルバム。

 4位は、ゼー・イバーハの新作に。ブラジルの現代ポップス(?)の最新系と言えるアルバム。これも傑作。今作はバンド構成になっていて音も奥深い。

 5位はシェリースのセカンドに。UK出身の現代のR&Bを聴かせる歌姫。スティービー・ワンダーの「マイ・シェリー・アモール」のカヴァーが素晴らしい。

 そんなこんなで2025年もたくさんのいい音楽に出会えた。さて、2026年はどんな音楽に出会えるでしょうか!

よいお年を!(TM)

2025/12/30

Look Back 2025 その1

 2025年もいよいよラストです。と、いうわけで例年、誰に頼まれる訳でもなく勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2025を振り返り。

で、まずは映画編。

 映画はまず映画館のスクリーンで観るべし、という主義。今年は夏休み明けから、いろいろとバタバタし過ぎで9月以降映画館にあまり足を運べなかった。と、いう数少ない観た映画33作品の中から、という感じ。

  さて、今年のマイ・ベスト5はこんな感じ。

 1位『罪人たち』/ライアン・クーグラ

2位『テレビの中に入りたい』/ジェーン・シェーンブルン

3位『ワン・バトル・アフター・アナザー』/ポールトーマス・アンダーソン

4位『ルノワール』/早川千絵

5位『おんどりの鳴く前に』/パウル・ネゴエスク

5位『さよならはスローボールで』/カーソン・ランド

5位『ミーツ・ザ・ワールド』/松居大悟

5作品に絞れず、5位を3作品に)

 非常に個人的な話になるが(このブログでも散々書いているが(笑))、今年は年の始めの方に観た、『名もなき者』(ジェームズ・マンゴールド)がぶっ刺さり、大学の様々な課題をボブ・ディランにしまくり、学生たちを困惑させ続けた1年だった。と、いう経緯があるからという訳ではないのだが、今回はアカデミー賞関連のメジャー作品は、ひとまずまず昨年の作品として、選外にした。ので、『教皇選挙』、『サブスタンス』、『ブルータリスト』、『リアル・ペイン』、『シンシン』、『アノーラ』、『ロボット・ドリームス』等は、入れずに、上のような感じに。

 『罪人たち』は、今年観た中で一番の激アツだった映画。簡単に言うと、前半『ブルース・ブラザース』で後半『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(タランティーノ)という、文字にすると非常に奇妙過ぎることになってしまうのだが、映画の面白さを存分に味わえる傑作。そして、何より、音楽が素晴しい。そして、物語が終わった後の最後のシーンに、とある生ける伝説のあのミュージシャンが登場するのが嬉しい衝撃。観ていて思わず、「オォッ!」と静かにスクリーンに向かって発していた。合掌。

 『テレビの中に入りたい』はとても不思議な映画だった。表現するのが難しい。物語全体がジェンダー・アイデンティティの葛藤がメタファーとして描かれている(多分)。基本的に登場人物の青春期が描かれているが、映画の展開が長い年月(いわば老後)まで描き切っているところがこの作品の白眉だと思う。最後のクライマックスは全く救いがないところが、逆に観る者に勇気を与えている、感じがする。若い人がどう感じるか非常に興味があったので、学生に激推ししてしまった(多分、観てないと思うけど(笑))。観終わった後に、何を描いていたかを語りたくなる作品。イコール、名作だと思う。

 『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、おそらく世間的には今年No.1の映画。我が敬愛するポール・トーマス・アンダーソン(PTA)の作品の中で史上最も分かりやすい映画、と言っていいだろう。そして大作感もあり、もう完璧である。そして、ジョニー・グリーンウッドが奏でるサントラと挿入歌のセレクトは最高の音楽体感もできる。IMAXでもう一度観たい作品。

 『ルノワール』は、個人的には今年一番の邦画。何といっても主演の鈴木唯が演じる少女の姿が素晴らしかった。80年代が舞台になっており、その空気感の描き方も秀逸。何となく観る者に、何かを思い出させるような映画でありながら、最後のシーンで幻想的なヴィジョンにフッとジャンプする小さな劇的なファンタジー感が心を揺さぶる。

 『おんどりの鳴く前に』はルーマニア映画。コーエン兄弟風のオフビートな日常が、ガラッとバイオレントな展開に持ち込み、観る者をグイグイ引き込んでいく。そして圧巻のラストが観る者を(ノワールなユーモアとともに)腑に落ちさせる。

 『さよならはスローボールで』は、これまでもか、というくらいオフビートでスローな草野球映画。ほぼ何も起こらないのだが、それでも観る者を惹きつける描き方は他にない作風があり、もう唸るしかなく静かな衝撃を受けた。

 『ミーツ・ザ・ワールド』もよかった。こういうエモい感じで、魅せていくのはかなり難易度が高いのではないかと(個人的には)思うのだが、そこは圧巻の杉咲花の演技が全てを回収していく。いや、素晴らしい。

 後、子どもたちに付き添って、アニメ大作もいくつか(『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など)観たのだが、『チェンソーマン レゼ篇』が素晴らしくて驚いた。そして、『落下の王国』のリバイバル上映(これも改めて観て、すごい作品と実感)にものすごい人出でビックリした。残念ながら、観たかったけど、『孤独のハイウェイ』、『みんなおしゃべり』、『無名の人生』を見逃したので、また再上映の機会を待ちたいところ。

という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。

 明日は音楽編、いきますよ。(TM)

2025/12/24

中国江西省MEMOおまけ

 最後、おまけで、今回の江西省での新たな気づき。

 同行していた留学生が現地での食事中に「日本の中華は、全く中国料理ではない!」と力説していたことである。

 現地に行くと、なるほど、と納得する。ちなみに、今回赴いた江西省の料理、江西料理を日本で食べられるのは高田馬場に1軒だけ(!)、ということである。ちなみに、江西料理は、無茶苦茶、辛い。。。多分、日本で比較的食すことのできる、四川料理より辛い。

 今回の旅程の中で、印象に残ったのは、清華村で食べた鯉(!)、と、楽平で食べた、唐辛子の唐辛子炒め(という、どんだけ辛いの好きなんですか?!という料理)。

 いや、世界は広い。そして、日本の中華は日本料理なのである。合掌。(TM)

2025/12/22

中国江西省MEMOその2

  前の記事に引き続き、中国の第2弾。今回の中国で2つ程、新鮮な驚きがあった。一つ目は、中国によく行く人には当たり前のことかもしれないが、中国国内では現金を使わない!、ということである。本当に、びた一文、現金を使わなかった。中国国内ではGoogleLineも使えないので、国内で使えるWeChatというアプリをダウンロードして準備していったのだが、どんな辺鄙な地方に行っても、スマホ決済ができる!のである。同行した華君に「このネットワークが整備されていない地域はあるか?」と聞いたところ、「もしかしたら雲南省の一部でまだ整備されていないかも、ですが、ほぼどこでもOKです!」とのことだった。いや、中国、おそるべし。今回の中国は3度目だが、前回の約18年前に訪れた時から比較しても、劇的に進歩している。日本はかなり、立ち遅れている感は否定できない。

 ビックリしたもう一つは、現代建築が素晴らしかった!、こと。今回は、現代建築はそれ程射程に入れていなかったが、期せずして、景徳鎮で『御窯博物館』、上海で『龍美術館』、(両建築との中国国内の建築家が設計)を視察することができた(研究室のインスタに写真をUPしているので、そちらもご覧ください!)。いや、素晴らしかった。ある意味、どちらもモダニズムの延長上にある建築とみたが、現代のかたちにアップデートしたかたちで、しっかりとでき上っていた。しかも、中国の大きなスケール感でつくられていながら、破綻なくきっちりと設計されている建築の様子をみることができ、「日本の現在の建築が、ここまでつくり込めているだろうか?」と、感じてしまった。これも、もう、「ウムム。。。」、と唸らずにはいられないのである。

いや、我々も頑張らねばいけませんね。合掌。(TM)


2025/12/20

中国江西省MEMOその1

 中国に視察に行ったことに触れねば、と思いながら、幾星霜。だいぶ前の話になってしまったけど、少し書きますです。はい。

コロナ禍ということもあったせいで、そもそも海外へ行くのが16年振り!!、ということで、まずは切れていたパスポートを取りに行くところから始めなければいけなかった事実に少なからず衝撃。

そして、久しぶりの海外は少し緊張感をもちながら、ではあったが、共同研究をしている院生の華君の地元の中国江西省へ。華君が同行しているので、本当に楽な旅程となったが、建築と集落をいくつか視察する機を得た。

まずは、一番メインは、江西省の楽平地域にある、古劇台をいくつか視察することにあった。劇台は、日本では見られない文化的な背景のある建築で、強いて言えば、農村舞台(日本では、ある意味ほぼ絶滅危惧種と思われる)のようなもので、さまざまな興業が催される場であるばかりでなく、集落の儀式などの場であり、いわばコミュニティをつなげる役割を果たす場として、今現在も機能している。

今回拝見した古劇台は、一番古いもので約400年前!の建物。中国の文献(日本で確認できるものは非常に数少ない)をみていくと大きく3つの類型に区別されるのだが、一応、各々のものを視察することができて、何となくだが、おおよそのあり方が分かってきた。現在においても、劇台は各所で整備されており、しかも古い様式のまま新築されている様子も分かった。

さて、後は、どれだけ現存する古劇台の資料を集められるか、にかかっているのだが、院生の頑張りに期待したい。まあ、こうご期待、ですね。(TM)



2025/12/18

デザインのレビュー

 盟友の建築家、増谷高根さんにお越しいただき、研究室の学生たちにお話しいただく。終わった後に懇親会へと流れていく。我々の学生時代の話をしながら、今の学生のキャンパス・ライフとの違いを話していき、学生たちには「とにかく、海外に行ってみたらいいんじゃないか!」ということに落ち着く。

「僕が旅に出る理由は、大体100通りくらいあって!」と、“くるり”も唄っているではないか。元気にいきましょう。(TM)


2025/12/16

ラーニングスクエア

 研究室のゼミ生と、明治大学和泉キャンパスの図書館とラーニング・スクエア(設計:松田平田設計)を見学する機会を得る。図書館とラーニングスクエアの間に10年くらいのタイム・ラグがあり、ここ近年の変化の様子を建築で見て取ることが分かり、非常に興味深かった。

 この10年くらいの間に、建築単価は3倍程(肌感覚で)になり、そして、施設構成のあり方は、機能のあり方が多様に(良い意味で)曖昧になってきている。この先10年くらいのあり方を考えていかなければいけないな、と思う。

 うむ、元気にいきましょう。(TM)

2025/12/14

青柳


シンガーソングライターのリアム・オ・メンリーが17年ぶりのアルバムをリリース。そして、来日するとのこと。草月会館(設計:丹下健三)でパフォーマンス・ライブをおこなうのを知り会場へ。

小泉八雲の『青柳』をテーマに、タブラ奏者、ベーシスト、太鼓、日本のダンサー、アイリッシュ・タップダンサーといった異分野のアーティストとのコラボレーションという内容。

この概要を事前に知り、一体どんなことになるのだろう?と思っていたのだが、これがなかなか、素晴らしかった。全然違うんだけど、何か合ってる!、という感触。そして基本的に静かに、そして、激しく、やさしく流れる音楽。

古来からの息吹を感じて、癒されるのである。合掌。(TM)

2025/12/12

クリエーターの仕事場(2025版)

 大学の「建築学演習」という授業で、昨年から、クリエーターの方々の仕事場を訪問して、その空間を記録に残すことに取り組んでいる。

内容としては、インタビューのようなものを学生がして、仕事場の実測をしたり、写真を撮らせてもらって、それをひとまとまりのビジュアルに記録する、という感じである。

今年度は、都内西荻窪の建築家&劇団美術作家の大塚聡アトリエにお邪魔して、演習授業を展開。学生も懸命に作業に取り組んで、無事に実施することができた。ありがとうございました。

大量の本や資料が溢れている仕事場は壮観であり、そして地盤面から少し下がったレベルに床レベルがある空間は非常に居心地がいい。中央線の真横の敷地というのも味わい深い。学生の実測なども、密度が濃いものになっただろう。

終わった後の懇親会も開催。ゼミ学生の人数が増えたので、西荻だと入れる店がほとんどない、という事実も判明。まあ、無事に開催できてよかった。

さて、これを成果物として、授業でどうまとめていくか。楽しみである。(TM)



2025/12/10

涸れ地とXTC

 自宅のダイニング・スペースの横の小さな棚に、その時の気分でレコードを立てかけている。

 今回は、マーヴィン・ウェルチ&ファーラー(MWF)の『セカンド・オピニオン』と、XTCの『Year Of The Cat』。

 MWFのセカンドは、史上最高のレコード・ジャケだと思う。毎夏このアルバムを一定期間聴いている。サウンドも最高。XTC3rdはスティーブ・リリーホワイトがプロデュース。パンク系の音から転換していく過渡期の秀作。

 ジャケのデザインはどちらもヒプノシス。素晴らしい!元気にいきましょう。(TM)

2025/12/08

空間造形:追憶のハイウェイ61

 だいぶ、時間が経ってしまい、すみませぬ。。。

 武蔵野大学3年生の後期、設計演習(授業名:設計製図4の第1課題の話し。この授業は、僕を含め5名の建築家の先生と一緒に運営する、スタジオ制の設計演習。水谷スタジオでは例年、第1課題ではスーパースター(ロック・アーティスト)の空間シリーズの課題を提示する。もうこれも20年目(!)に突入。非常にコンセプチャルな課題で、学生にとっては非常に難しいと思うけど、頭をグルングルンさせ普段とはまったくちがう脳味噌の使い方をして思い切り頑張って欲しい、と例年思っている。

 今年度はボブ・ディランの『追憶のハイウェイ61』を投下。学生世代の人たちにとっては、ほとんど未知の存在の様子で、まずは知るということから始まるのである。そして、ボブ・ディランの世界、あまりにも広くて、かつ、深し!という訳で、始めにやはり『名もなき者』の映画映像を観る訳である。約3週間の短いスパンだが、履修者7名が課題に取り組み、77様のそれぞれ面白い提案が完成した。

 基本的に正解(らしきものも含む)がない課題なので、学生も困惑するが、講評する教員もいつもと違う所に頭をもっていかなければいけないので、講評会はいろいろな先生方の意見が聞けて、こちらとしても面白い。だが、作品のコンセプト、及び、そこからつくられる建築(らしきもの)の相関関係の妥当性は当然のごとく求められ、建築(らしきもの)自体の面白さ、及び、作品自体のメッセージ性に圧倒的な説得力がないと、つまらない、のである。

今年は、いわゆる建築っぽい提案が多かったかな。もっと暴れてもいいんだよ!、と、無責任に(笑)指導教員は、思う訳であります。そうして、講評会も無事に終了。第2課題も更に面白い、学生の作品提案に期待したい。

さて、例年通り、課題全文を下記に流しますので、どうぞ。(TM)


2025年度 課題:空間創作:『追憶のハイウェイ61

「「スーパースターの家」シリーズも20課題(コロナ禍で1年飛ばしたので、実働21年目)続いたことになる。もともとこの課題のオリジナルは『わがスーパースターたちのいえ』[1]というコンペの課題である。2022年までは、スパースター(アーティスト)を対象としてきたが、2023年度からアーティストの作品自体を課題の素材としている。対象作品は、『Highway 61 Revisited(追憶のハイウェイ61)』(ボブ・ディラン)(あの、『ライク・ア・ローリング・ストーンズ』収録)とする。   

『追憶のハイウェイ61』は、(何と60年前!1965年リリースの6作目。ロック史上における名盤のひとつとして挙げられる。前作(『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』)でフォークからロックのサウンドを取り入れた方向性を深め、本作で当時のディランの評価と、フォークからロックへの転換を決定づけた。当時のフォーク・ファンのアイコンであったディランのロックへの音楽性の転換、及びプロテスト・ソングからの別離は、ファンに大きなショックを与えた。このアルバム発表後の1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルに、黒い革ジャン姿でエレキ・ギターを持ってステージに立ったディランに対し、聴衆が大きな罵声を浴びせ、一旦引っ込んだ彼が再びステージに上がり、「It’s All Over Now,Baby Blue(すべては終わった)」を涙ながらに唄った、というのは、あまりに有名な話である。(このあたりは、今年2025年に日本でも公開された『名もなき者(監督:ジェームス・マンゴールド)』でも(事実との若干の改変はありながら)描かれている)。

さて、ボブ・ディランだが、過去の伝説的なアーティストではない。84歳となる現在も、トップアーティストとして活躍を続けている。『追憶のハイウェイ61』の次作『ブロンド・オン・ブロンド』で初期の絶頂期を迎え、第2のピークと呼ばれる70年代には、これまた最高傑作と評価される『血の轍』をリリース。80年代終わりからネヴァー・エンディング・ツアーをスタートし年100回のライブを現在も継続中。2016年にはノーベル文学賞を受賞。2020年代に入ってもオリジナル。アルバム(通算39作目、『ラフ&ロウディ・デイズ』)をつくりつづけている。

この課題は、『追憶のハイウェイ61』を(“音楽→建築”という世界を通して)再解釈することにより、建築的な思考や概念を再構築し、それによって創作し得る空間や建築は、どのようなかたちで表現することができるのか、時間や空間を超えた構想力豊かな新しい建築提案を期待している。


[1] 1975年の新建築の住宅設計競技の課題。『わがスーパースターのたちのいえ』。審査委員長は磯崎新。そしてその結果は。。。ほとんどが、海外の提案者が上位をしめた。磯崎はその審査評で「日本の建築教育の惨状を想う」というタイトルで、日本人提案のあまりの硬直化した状況を嘆いている。さらに相田武文が「犯されたい審査員を犯すこともできなかった応募者」という講評をおこなっている。今で言うところの「草食系」である日本人建築家の提案の惨状をみて「磯崎が新建築コンペにとどめを刺した」と評している。

2025/12/03

座けんちく展

 研究室で吉祥寺の「キチジョウジギャラリー」において、展示をおこなっている。
 小さなギャラリーだが、まわりの環境も含めて、非常に居心地の良い展示場である。
 この会場では7年振りの展示。

 学生ががんばって企画したので、近くにお越しの際は是非見てください。(TM)



2025/12/212/7

場所:キチジョウジ・ギャラリー

キチジョウジギャラリー | 吉祥寺・井の頭公園の貸しギャラリー

座けんちく展