コロナ禍ということもあったせいで、そもそも海外へ行くのが16年振り!!、ということで、まずは切れていたパスポートを取りに行くところから始めなければいけなかった事実に少なからず衝撃。
そして、久しぶりの海外は少し緊張感をもちながら、ではあったが、共同研究をしている院生の華君の地元の中国江西省へ。華君が同行しているので、本当に楽な旅程となったが、建築と集落をいくつか視察する機を得た。
今回拝見した古劇台は、一番古いもので約400年前!の建物。中国の文献(日本で確認できるものは非常に数少ない)をみていくと大きく3つの類型に区別されるのだが、一応、各々のものを視察することができて、何となくだが、おおよそのあり方が分かってきた。現在においても、劇台は各所で整備されており、しかも古い様式のまま新築されている様子も分かった。
さて、後は、どれだけ現存する古劇台の資料を集められるか、にかかっているのだが、院生の頑張りに期待したい。まあ、こうご期待、ですね。(TM)