前の記事に引き続き、中国の第2弾。今回の中国で2つ程、新鮮な驚きがあった。一つ目は、中国によく行く人には当たり前のことかもしれないが、中国国内では現金を使わない!、ということである。本当に、びた一文、現金を使わなかった。中国国内ではGoogleもLineも使えないので、国内で使えるWeChatというアプリをダウンロードして準備していったのだが、どんな辺鄙な地方に行っても、スマホ決済ができる!のである。同行した華君に「このネットワークが整備されていない地域はあるか?」と聞いたところ、「もしかしたら雲南省の一部でまだ整備されていないかも、ですが、ほぼどこでもOKです!」とのことだった。いや、中国、おそるべし。今回の中国は3度目だが、前回の約18年前に訪れた時から比較しても、劇的に進歩している。日本はかなり、立ち遅れている感は否定できない。
ビックリしたもう一つは、現代建築が素晴らしかった!、こと。今回は、現代建築はそれ程射程に入れていなかったが、期せずして、景徳鎮で『御窯博物館』、上海で『龍美術館』、(両建築との中国国内の建築家が設計)を視察することができた(研究室のインスタに写真をUPしているので、そちらもご覧ください!)。いや、素晴らしかった。ある意味、どちらもモダニズムの延長上にある建築とみたが、現代のかたちにアップデートしたかたちで、しっかりとでき上っていた。しかも、中国の大きなスケール感でつくられていながら、破綻なくきっちりと設計されている建築の様子をみることができ、「日本の現在の建築が、ここまでつくり込めているだろうか?」と、感じてしまった。これも、もう、「ウムム。。。」、と唸らずにはいられないのである。いや、我々も頑張らねばいけませんね。合掌。(TM)