【※遅ればせながら振り返りUPします。しばらくしたら2021年に移動します。】
昨日に引き続き、全く個人的なマイ・ベスト2021。今日は音楽編。今年もあまり新譜を手に入れることが少なく、もっぱら中古アナログレコードをボツボツとゲットしていたという次第。しかも新型ウィルスの影響でレコード屋も一時閉店していたので、その辺りも困ってしまった。ので、こちらもセレクトするのにかなり困った。
ということだが、2021年のマイ・ベストを選んでみる。
順番はこんな感じ。
1位:『Van Weezer』/ Weezer
2位:『When You See Yourself』/ Kings Of Leon
3位:『Seeking
New Gods』/Gruff Rhys
4位:『Sweep It
Into Space』/ Dinosaur Jr.
5位:『Saturday Night,Sunday Morning』/ Jake Bugg
別枠:『’Til We Meet Again』/Norah Jones
今年はウィーザーは何と2作もリリースしたのだが(後、『OK Human』)、どちらかと言えば、オマケの方の盤。何せタイトルからして、ヴァン・ヘイレンをモチーフにしていて、中身も何となくパロディー感満載。だが、これが、いいのである。ヴァン・ヘイレンへの愛に溢れたギター・ロックが‘ささる’。この新型ウィルスの時代に元気をくれる名盤だ。
2位はキングス・オブ・レオンの新作。あまりセールス的には振るわなかったようだが、LP2枚組の超力作。ポップさと骨太さを併せ持つ楽曲群は聴く者の苦悩を洗い流す、今年を代表するロック・アルバムといえるだろう。
3位と4位はほぼ同列なのだが、90年代のグランジ・オルタナ時代のアーティストの健在ぶりが嬉しい限り。スーパー・ファーリー・アニマルズのフロントマン、グリフ・リースの新作は、ゆるやかなサイケ・ポップの不思議な魅力のある盤。北朝鮮の国境にある白頭山のビジュアルを描いたアルバム・ジャケットは秀逸。ダイナソーJr.の新作も素晴らしい。カート・ヴァイルが共同プロデューサーで参加しており、新しいエネルギーを注入しながら変わらない音楽がうまれている。
5位はジェイク・バグの新作に。多彩なポップ・チューン満載の良盤。ダンス・チューンまで網羅しながら、新たな音作りをしている。A面1曲目「All I Need」が最高である。
後、オリジナル新譜ではないが、今年一番聴いていたのは、ノラ・ジョーンズのライブ盤(LPで2枚組)。特に白眉は、D面最後のサウンド・ガーデンのカヴァー「ブラック・ホール・サン」。ノラ・ジョーンズとサウンド・ガーデンというこの取り合わせの妙、演奏も最高だ。
いわゆるロック(ギター・ロック、といってもいいだろう)が流行らなくなって久しい。という訳でロック好きとしては肩身が狭くなってきているが、2021年はいいロック・アルバムがたくさん聴けた気がする。
そんなこんなで2021年もたくさんのいい音楽に出会えた。さて、2022年はどんな音楽に出会えるでしょうか!(TM)