2018/02/22

萩~津和野へ

 23日で萩、津和野方面へ赴く。もちろん建築も観る訳だが、その主なラインナップは、萩市民館、萩市役所(設計:共に菊竹清訓)、山口県立萩美術館(設計:丹下健三)、明倫学舎、秋吉台国際芸術村(設計:磯崎新)、秋芳洞、津和野森鴎外記念館(設計:宮本忠長)、中原中也記念館(設計:プランツアソシエイツ)、という感じ。
 中でも萩市民館はやはり素晴らしいと思った。築50年が経過しているが、きれいなかたちで施設は稼働をしており、RCの躯体に乗るシンボリックでマッシヴな白い屋根がかたちづくる場所は本当にすがすがしく気持ちが良い。施設の方にお聞きしたところ、さすがに現在のソフトには対応ができなくなってきているところもあるようだが、非常に建物に対する愛を持たれながら施設管理をされている様子を伺えて感銘を受けた。モダニズム建築が次々となくなっていく流れは残念ながら押し寄せてくる気配も禁じ得ないが、いいかたちで、いい建築が利用されていくのを望むばかりである。(TM)