2018/02/11

卒業設計審査会2017(年度)

 武蔵野大学の卒業設計の公開審査会。
 1/16の学内審査を経て、今年度は8名が最終審査で発表をおこなう。個人的には今年度は5年続いた司会の大役を逃れることができたので、かなりリラックスした心持で審査会に臨むことができた。
 1300にスタートし学生の発表に続き、公開審査会に突入。今年も審査員の先生方、11名という大所帯で開催(しかも、公開で!)するので、これがなかなか審査会の運営上の難易度を上げている。
 最初に投票をおこない議論に入る。8作品から5作品まで絞り込むことができたが、ここからは、なかなか議論が前に進まず、ある意味決定打がない今年度の作品群の様子が、よく分かる。と、文章で書くと平坦な感じになるが、全体で6時間超えの審査会になる。結局、今年も同じような流れになり、作品をこれ以上絞り込むことができずに最終の決選投票へ舵を切る。ここ2年程同じような感じだが、今年も差がないので結果がまったく読めないというような状況だな、と予想したのだが。。。。開票の結果、1位とそれ以下に点数としては意外にも圧倒的な大差が出た。2位、3位と4位は接戦で1点差だったが、順位が一発で決まり審査会は無事終了。学生の皆さんはお疲れさまでした。
 水谷研からは、3名が審査会に臨み、ミズノが5位で次点(武蔵野大学は4位までが優秀賞なので)ということで涙をのんだが、フッチーが見事1位(最優秀)を獲得。ユリが4位(優秀賞)と頑張った。重ねてになるが本当にお疲れさまでした。審査する側もどっぷりと疲れました。
 終わった後、全体の懇親会をおこない、学生も(ついでに教員も)一様に「1年が終わった感」をにじませながら、学生の作品をツマにいろいろと話をする。
個人的な感想としては、予選ではそもそも作品数が少なかったので盛り上がらないなぁと思っていたが、最終の審査会はそこそこ面白かった。作品は、ぶっ飛んだ提案が年々少なくなってきているが、まあ、それは社会全体的な風潮がそうなってきているので、ある意味仕方がない、個人的には少し残念だが、まあ、良かったのではないかと自分を納得させることとする。
 学生たちには、卒業設計は卒業後も自身の語り草になるので大切にして欲しい、というようなことをメッセージとして伝えて、長い一日が終わる。会場を後にして、ゲストの審査員の方を交えて駅前でもう一献。
 さて、いよいよ年度末も佳境に突入。(TM)