2021/05/06

アップタウン・ナウ

 新型ウィルスの状況は変わらず。緊急事態宣言下のGWは何もできない、というのが実情。子供と公園で野球をして、ネットでプロ野球を観て、ビールを飲んで、ラジオ聴いて、本を読む、ということで日々が過ぎていく。レイモンド・チャンドラーの新訳(by村上春樹)が全て出揃っているので、10年くらい(?)かけて、徐々に読んでいき、このGW中に全て読了。もうおしまいか、と思うと若干寂しいが、引き続き、旧訳(その多くが清水俊二訳)に戻って、また読み続けることにする。個人的には、清水訳の方が心地いいと感じるのだが、何せ読んだ時の自分の年齢もだいぶ違うので、また今読むと感じが変わるのかもしれない。また、それも楽しみだ。

ということで、時折、ディキシー・ジャズが無性に聴きたくなる時があり、別にチャンドラーやマーロウとは関係ないけど、エディ・コンドンを聴いてみる。1958年の『エディ・コンドン・イズ・アップタウン・ナウ』を。細かくいうと、ディキシー・ジャズを踏襲したシカゴ派・ジャズの第一人者であり、当時から白人&黒人の混成バンドをオーガナイズしていたということからも非常に意義深いアーティストだなぁ、と思ってみたりする。こういうトラディショナルなジャズも味わい深い。B面4曲目「Everybody’s Movin’」を。コンドン自身のスキャットがアクセントが効いていて、楽しい音になっている。多分、当分、緊急事態宣言は解けないと思うけど、進んでいきましょう(TM)