2021/07/05

アヘッド・リングス・アウト

 新型ウィルスの状況は変わらず。昨日、都議選がおこなわれ、投票結果は与党過半数割れとなり、今の世論が反映されたかたちとなった。これで何も変わらなければ、本当に変わらないだろうな、という状況なので、当然といえば当然の結果と感じる。投票日当日は生憎の雨だったので、投票率は史上2番目の低さ(!)だったということだが、その状況下でもこの結果。このことが、この後の国政選挙にどうつながるかだが、ひとまず次は投票率が上がることを願うばかりである。そうすれば風が吹く、かもしれない。

 さて、ここで、ブロードウィン・ピッグを聴く。初期のジェスロ・タルのメンバーだった、ミック・エイブラハムズが結成したバンドで、ブルースをベースに、ジャズやプログレの要素を取り入れた楽曲が特徴。ここはファーストの『Ahead Rings Out』を。個人的な話だが、これは“ジャケ買い”物(かつて、中身は未知なまま、レコード・ジャケットのビジュアル一発で買ってしまう(ので失敗することも度々ある)、“ジャケ買い”という文化があった。)で、何といっても赤い豚のジャケット(!)が最高!、である。アルバム全体もバラエティに富んだ、不思議な魅力のある盤になっている。

 ここでは、A面1曲目の「It’s Only Love」を。ジャズ・ビッグ・バンド風のブルース・ミュージックが、ストレートに鳴らされ、新しい風の予感を感じさせる。雨が続きますが、何はともあれ、元気にまいりましょう。(TM)