2015/02/12

14年振り、という作品

 巷でものすごく(と、僕は思ってるんだけど。。)話題になっているので、今更という気もするが、ディアンジェロのニューアルバムを聴く。なかなか日本盤が発売されなかったので、時間が経ってしまい今になってのブログです。はい。さて、14年振りのアルバムである。前作の大傑作『Voodoo』が2000年なので、そこから待つこと約15年で、しかも、ある意味唐突なリリースだったので興奮度合いもすごく、しかも静かに興奮している、といった感じ。内容は各メディアで絶賛の嵐の通り、どこから聴いても素晴らしい。バックはピノ・パラディーノ(b)、クリス・デイヴ(ds)、ロイ・ハーグローヴ(tp)など、相変わらず錚々たる面々。
 でも、この時代にリリース。そしてタイトルが『Black Messiah』(直訳する「黒の救世主」)というのも、僕たちを取り巻く社会も鑑みて、ちょっと考えさせられる。
 アルバム3曲目の『The Charade』(ザ・シャレード)の2コーラス目後のブリッジの歌詞。
「目隠しのヴェールを剥ぎ取って 俺たちはちゃんと見る 俺たちの行進は続いている それほど長い時間はかからないさ 俺たちを捕えておくのにそれほど長い時間は。。。」(拙訳:TM
 事務所で(スタッフは迷惑かもしれないが)ヘビーローテーションで聴いている。2月の夜。(TM)