2014/12/30

Look back 2014 その2

  全く個人的なマイベスト、音楽編。改めて数えてみると、今年は全部で88枚のレコード&CDを購入。相変わらずアナログレコードとCDを並行して購入している。ネットのダウンロードはいまだかつてしたことがない。こんな時代にあえて、アナログに逆行している、と思っていたら、世間もアナログLPの売り上げが伸びているらしい。逆にCDは激減とのこと。それにしても海外のアーティストの作品が日本盤CD化されなくなってきている所にその波を感じる。今年のナタリー・マーチャントやルーシー・フォスターも多分、日本盤出てなかったな。いよいよ、CDがなくなる時代もそう遠くないかもしれないな、と思うと感慨深く、物哀しくもある。そもそもCDラジカセをもうあまり店で見かけなくなってきているような気がする。う~む。でも、アナログは細々と健在なのが唯一の救いか。。。
  さて、2014のマイ・ベスト・アルバムを選んでみる。順番はこんな感じかな。
1位:Everything Will Be Alright In The End / Weezer
2位:Lullaby and… The Ceaseless roar /Robert Plant
3位:Morning Phase / Beck
4位:飛ばしていくよ /矢野顕子
5位:So Unreal/ iET
番外Guardians of the Galaxy /O.S.T
      cure jazz reunion / UA×菊地成孔

 今年は少し迷ったが、ウィーザーを推してみたい。ロックというのはこういうモノだ、というスピリッツ満載の傑作。特にB面(アナログです。これは。)は非の打ち所なし。B面4曲目『Foolish Father』のサビ「Everything Will Be Alright In The End!」はカタルシスの塊。デビュー当時は「泣き虫ロック」と評されていたウィーザーが未だ健在で変わらない所がまた泣けてくる。ロバート・プラントのニュー・アルバムも素晴らしい。未だに新しい展開を試みている音楽への姿勢は感動的。後は、ベックの復活作。ウィーザーがなかったらこれを1位にしたかもしれない。6年程、体調不良のためアルバムがつくれなかった状況が重なり最後の『Waking Light』は涙なくして聴けない。矢野顕子もいい。特に前半の疾走感は格別。ここまでは、ほとんど差はなく個人的な好みで順位を決めた感じ。iETはアルバム全体の完成度がいい、今年よくリピートして聴いたアルバムのひとつ。その他、U2、デーモン・アルバーン、プリンス、ブルース・スプリングスティーンの新譜もよかったし、ピンク・フロイドやベン・ワットものすごく久しぶり系も嬉しい限りだった。
  後、番外でやはり外せないのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ。僕らのひと世代上の人たちは涙ものだと思う。後、UAと菊地成孔のライブ盤も傑作。8年前の中之島公会堂のライブに行ったので、その当時もフラッシュバックしてきて個人的には思い入れも深い。
さて、2014年もたくさんのいい音楽に出会えた。来年もいろいろな音楽に接したいところ、ですね。さて2015年はいかに。(TM