2020/12/22

卒業設計審査会2020(年度)

 さて、武蔵野大学の卒業設計の公開審査会を開催。疲労のため体力は限界。ここは気合で乗り切るのみ。今年は新型ウィルスの影響で、卒業設計の審査会がオンラインでおこなわれることに。異例の事態で準備も大変だった。学科のスタッフのみなさんはおつかれさまでした。バックアップ体制を敷くため(司会進行の学科の田中正史先生にアクシデントが発生した場合、即ピンチヒッターできるように!)、キャンパスに出校してオンラインに臨む。

 事前に提出された作品をみて全審査委員の教員が投票をおこなう1次審査によりファイナリスト選定。10名の学生を選定し、最終審査で発表をおこなう。今年は、それを全てオンライン上で、ということになる。1300にスタートし学生の発表に続き、公開審査会に突入。今年も審査員の先生方、12名という大所帯で開催(しかも、Zoom&限定You Tube公開で!)するので、これがなかなか審査会の運営上の難易度を上げている。

 最初に投票をおこない議論に入る。今年の結果は10作品のうち得票が多い2作品と少ない2作品、その中間の6作品にはっきり分かれるかたちとなった。8作品に絞り、各作品に関して各審査委員が講評をしていく。例年通りではあるが議論が多岐に渡るため、なかなか議論が深まっていかなく若干時間切れ感も残しながら、作品の順位までを合議で決定することができずに最終の決選投票へ舵を切る。と、文章で書くと平坦な感じになるが、このあたりで既に夜の7時前。今年は2作品が群を抜いていたのでどちらかだな、と予想。後は混戦と思ったのだが、予想通りその2作品を軸にして順位が決まった。1位から4位(武蔵野大学は4位までが優秀賞)はある意味、順当といえば順当な結果となった。

 水谷研からは、6名(!)が最終審査会に臨み、ケンタ、リョウ、ナナコが次点ということで涙をのんだが、モモが見事1位(最優秀)を獲得。セイナが2位(優秀賞)、(この2作品は投票結果は大接戦だった)、ハヅキが3位と大健闘だった(3名は年度明けに、全国のコンクールに出展するので、健闘を祈るばかり)。重ねてになるが本当にお疲れさまでした。審査する側もどっぷりと疲れました。

 終わった後、例年は盛大に懇親会をおこなう訳だが、今年はそれもできないので、個人的には非常に消化不良な感じで終わることになる。まあ、状況が状況だけにそれは仕方ないところ。学生たちには、卒業設計は卒業後も自身の語り草になるので大切にして欲しい、というようなことと、まだ年明けも卒業研究(ゼミ)は続くので卒業まで引き続き「心を燃やせ」(鬼滅の刃、にかけて)をメッセージとして伝えて、長い一日が終わる。

 さて、いよいよ年度末も佳境に突入。(TM)