2019/10/03

ワンス・アポン・ア・タイム(昔々の・・)

 前のブログの音楽に引き続き、この夏観た、映画を少し。
 クエンティン・タランティーノ監督、レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピット出演の映画、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がやはりすごい。
 なにがすごいかというと、
60年代最終盤の時代の(街やファッションや人々の雰囲気等々の)空気感(&昔ながらの映画撮影方法による質感)を思う存分体感できる(その舞台の再現性がすさまじい)。
タランティーノの映画としては珍しく残り30分くらいまで(映画の尺はタランティーノらしく今回も160分程の長尺)ほぼ何も起伏が起こらない、けど、ずっとワクワクドキドキする演出。
ブラッド・ピットがここ十数年くらいの出演作の中で圧倒的にカッコいい(ディカプリオやマーゴット・ロビー、他豪華なキャストの演技も素晴らしい)感じ。
 というところか。
 特に、ブラッド・ピットが夜のハリウッドの街を車で疾走するシーンは(特にドラマ性はなく何てことないシーンだけど)見ていて鳥肌がたち思わず泣けて来る程。これは映画館で観るしかない映画。この時期(69~70年)に自分が丁度生まれたんだなぁ(日本だけど)、と思うととても不思議な感覚になる。そして、現在にこの映画がつくられた意味を考えさせられる。ラブ&ピース、永遠なれ。(TM)