2017/12/29

Look Back 2017 その1

 2017年もいよいよラストです。と、いうわけで例年、誰に頼まれる訳でもなく勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2017を振り返り
で、今日は映画編。
映画はまず映画館のスクリーンで観るべし、という主義。若いころ(学生時代)は本当にやることがなかったので、映画館に入り浸っていましたが、さすがにもうそんなに行く時間はなくなってしまっている。そんな中で厳選して観ているような感じと、いいながら何やかんやでおおよそ25本鑑賞した次第。今年のマイ・ベスト5はこんな感じ。
 別枠『T2 トレインスポッティング2』/ダニー・ボイル
 1位『ギミ―・デンジャー』/ジム・ジャームッシュ
 2位『ありがとうトニ・エルドマン』/マーレン・アーデ
 3位『お嬢さん』/パク・チャヌク
 4位『夜は短し歩けよ乙女』/湯浅政明
 5位『ザ・コンサルタント』/ギャヴィン・オコナー
   『ナイス・ガイズ』/シェーン・ブラック
   『ベイビー・ドライバー』/エドガー・ライト
 今年も、いきなり、別枠ですみません(!)。しかもベスト5と言いながら8作品を選出。。。『T2』は作品の出来はさておいて(って身も蓋もありませんが。。)、これは、あまりに特別なため別枠シードとさせていただいた(詳細は、本ブログの2017/4/27をご覧ください)。
 さて、『T2』を外して、何と、『ギミ―・デンジャー』を1位にした。ドキュメンタリーを同列に入れていいのか?、ということもあるが、これも非常に個人的な感想での1位。はっきり言って誰も泣くような映画ではない(と思う)が、映画後半から号泣してしまったのは個人的には忘れがたい(その勢いで今年の設計演習の課題を決定してしまったのは、本ブログ2017/10/18を参照ください)。ここでジム・ジャームッシュを入れてしまったので、個人ランクでは3位に入れたいところの『パターソン』を選ばないことに。でも、とにかくジャームッシュの2作品は非常に良かった。
 2位は『ありがとうトニ・エルドマン』。『ギミ―・デンジャー』はドキュメンタリーだったので純粋なフィクションの映画で言うとこれが今年の1位。ドイツ映画だが、作品のストラクチャー、俳優の演技とも申し分ない傑作。脚本上の超意外なアクセントやユーモアのセンスも抜群。劇中のホイットニー・ヒューストンの楽曲が使われているシーンなど涙無くしては見れない。
 3位は韓国映画『お嬢さん』。今年はカッ飛んだ韓国映画(『コクソン』、『アシュラ』とともに)が素晴らしかった。前半3分の2までは断トツの傑作と感じた。ラストの第3幕は、個人的には若干煮え切らないが、それでもすごい作品だ。
 『夜は短し歩けよ乙女』も、はっきり言って個人的な好みにつきてしまうかも、だが、とてつもない「しょーもなさ」(褒めてるつもり)の嵐とともに、湯浅政明と森見登美彦(原作)のハイブリッド感ビンビンの愛すべき作品。
 5位は、素晴らしきB級(これも、褒めてるつもり!)映画群。小粒(でもないか、中粒(?)くらい!)の良質な映画を出会えた時の多幸感は、まさに止められない!
という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
 明日は音楽編、いきますよ。(TM)