2017/10/24

“負け犬”の凱旋

 90年代半ばに衝撃的にメジャー・デヴューした時に、どれほどの人が、そのアーティストが20年以上も、音楽シーンの最前線で活躍し続けることになる、と予想できただろうか?
 確かに、今になってみれば、「そう思ってたよ!」と言うのは簡単なことだ。しかし、最初に世に出た曲の名が「Looser」(負け犬)だったことを思い起こせば、そのあたりは、非常に感慨深いものである。
 ニュー・アルバム(これが、また素晴らしいに尽きる)のリリースに合わせて、緊急来日。東京は昨日の武道館と今日の2日のみ。
しかも、今日は新木場スタジオコースト。
 馳せ参じる。。。しかあるまい。
  個人的には久々のライブ・ハウス。ライブの最初から最後まで、テンションはフルスロットルで、多幸感という言葉以外にこの感情を表現できる言葉が見つからない。
 20数年前の負け犬は、時代を切り開くべきキラ星のような存在として凱旋していた。本名はハンセンを姓に持つ男。その名も、“BECK”(TM)