2017/06/01

伏見通りで、道すがら

 自転車で大学にアクセスする道すがら、あるモノが視界に入り、ひっくり返りそうになる(いや、悪い意味ではありません)。
 かれこれ11年程前に3年生のプレゼミの授業で、大学のキャンパス近くの,
商店会の依頼を受け、ベンチを設計・制作した。まちづくりサポートの一環でもあったし、元気がなくなっていく地元商店街を何とか盛り上げる一手が打てないか、という背景があった。
 当時、2期生のマリアが中心になってプロジェクトチームを動かして、何とか無事に完成、引き渡しにこぎつけたプロセスを思い出した。地域でも少し話題になり、朝日新聞の地方欄に取り上げられたりしたのもいい想い出だ。
 さて、そのベンチが、商店会から少し距離を置いた大きな交差点脇のちょっとした広場のようなスペースに鎮座しているのを発見したのである。さすがに10年以上経過しているので、かなり経年劣化はみられるが、未だにベンチとして機能している様子が見られるのは(更に、場所としては若干表舞台に動いてきているし)、感慨深い。時の流れは早いが、変わらなくあるモノもあるのだなぁ、と改めて実感。(TM)