2015/11/05

前橋→富岡を巡る

  13年程前に劇場施設の設計に携わり、その際に非常にお世話になった、キンさん、ジオさん、モッさんの御3方が茨城から、アーツ前橋を観にお越しになるとのことで、ご案内する。この前橋の訪問はずっと前から企画をしていたのだが、なかなか全員のスケジュールが合わず、やっと宿願叶うといった感じ。みなさん建築は門外漢でいらっしゃるが、非常に丁寧に建物内と展示をご覧いただき、非常に嬉しい限り。
  アーツ前橋を堪能した後、せっかく群馬までおいでいただいたということで、世界遺産で話題の富岡まで移動して富岡製紙工場を観ることに。それにしてもすごい人だ。この、おそらく急激な(と勝手に想像するのだが)観光地化に地域の人々は追いついていないような感じに見受けるが、世界遺産のインパクトはすごいものだと改めて実感。ついでに上州富岡駅の駅舎も見るが、製紙工場と対照的でこちらは閑散とした感じがすごくてとても不思議な感じになった。
  その後、茨城まで移動して会食。地域を盛り上げるにはどのような方策をするべきか?というような話で盛り上がり、建築サイドでもいろいろ考えさせられるなぁと感じる。やはり建築単体で素晴らしくてもそれだけでは不十分で、地域とどのようなかたちで繋がっていくのかが大切なのだなぁと改めて納得。ひとつひとつ地域と繋がるチャンネルづくりを建築でもコツコツとやっていきたいですね。(TM)