2013/10/23

ザ・ビートルズのいえ

武蔵野大学3年生の設計演習の後期第1課題の講評会。
水谷スタジオは例年のスーパースターの家シリーズを今年度も継続しており、今年度は何と『ザ・ビートルズのいえ』。
本当は来年の課題10周年にビートルズを持ってこようかと思っていただ、もうすぐポール・マッカートニーが来日ということもあり今年度ドロップした。
こういったコンセプチャルな課題が、あまり見られなくなったので学生も非常にロング・アンド・ワインディング・ロードな世界に入り込み頭を悩ますことになるのだが、今年度もなかなか苦しんだ。
全体的なイメージとしては非常に内省的なテイストばかりになってしまった、という感想。講評会でも他の先生方から、「ビートルズという(存在も含めた)祝祭性はないのだろうか?」という批評をされたが、そのあたりも含め学生の作品群には、もう少しバリエーションがあった方が、僕としては楽しかったなぁ、というのが正直なところ。
学生のアプローチが正しいか、先生方の批評が正しいかは、何とも言えないところで、その正解のなさがこの課題の醍醐味なのだが、学生諸君はどう感じただろうか。いずれにせよお疲れさまでした。第2課題もLet It Beの精神で頑張りましょう。(TM)