2013/09/01

風立ちぬ

映画『風立ちぬ』を観る。
ジブリものは『紅の豚』を観たくらいで、後はまったく見たことがない、というちょっと非国民的な立ち位置にいる自分なのだが、『風立ちぬ』は賛否両論ある感じなので、そこが面白いんじゃないかと気になり観てみることに。
本当に力作だ。いろいろなことが積み込まれ過ぎてる感があるが、そこがまた物語をあまりに語らないことによりうまれる、人の心の機微のようなものを感じる風情を助長しているような気がする。そして、宮崎駿監督が自らコメントしているように、昭和初期の日本の景色の美しさが、これでもかというくらい繊細に描かれていて非常に観ているものの心を揺さぶられる。
そうしてたら、宮崎監督引退のニュースにびっくり。
時は流れています。(TM)