2020/06/20

スカイラーキング

 謎の新型ウィルスが猛威を振るい始め、ステイホームの状況に入った時期から、特に書くことがないことから、ブログが(個人的な)名盤シリーズになっていた。状況も変わってきたため、今回でこのシリーズも一旦終わりにしようと思う。
 この一連の騒動も、人々はすっかりと忘れていくのかもしれない。カミュの「ペスト」でも、そのような流れが描かれている。しかし個人的には、この時期のことを忘れることはないだろう。なかなか困難な心境になり、事務所からトボトボ帰りながら携帯でラジオを聴き、そこから流れてくる『We Are The World(by U.S.A. For Africa)を耳にしたとき、歩きながら、思いがけず号泣したことは忘れないと思う。
 この一連の騒動が終わった後のことをしっかりと考えないといけない、と思いながらも、あまり整理できていないこともある。まあ、それでもしょうがない、と割り切ることにする。まさに、Walk Onである。
 最後に、XTCの超名盤『スカイラーキング』を。素晴らしい音楽の玉手箱だ。個人的にはマイルズ・デイビスの『クールの誕生』(ジャズのうるさ方の人々には賛否両方あるようだが、個人的にはマイルズのベスト!)のロック盤と位置付けている。
 ポップであり、ロックであり、最高、である。合掌。(TM)