2016/06/21

建築と情熱の相関関係を見学会に思う

 大学の授業の一環で、現場見学と施設見学を1日で2物件という弾丸ツアーをおこなう。

 まずは、武蔵野クリーンセンターの工事現場へ見学に。4年の研究室のゼミ生と1年生の水谷のクラスの学生を中心に30名程で見学。事業が始まって、何年にも渡るプロセスを市の方から熱く説明頂き、僕個人的にも非常に感じ入るところがある。(現在は設計監修として携わっているが、本当に何年もさまざまな段階で関わらせていただいているプロジェクトだと改めて実感。)第1期の工場棟本館がいよいよ今年度で竣工し施設が部分的にオープンする。現場も終盤にさしかかり、その雰囲気も学生は感じられたのではないかと思う。

 夕刻に外苑前に移動して、hh.styleの家具&ショールーム施設の見学。こちらは、大学で僕が展開している椅子を実際につくる授業の履修学生を中心に20名程でお世話になる。インターオフィスの方々にびっちりと家具のレクチャーをこれまた熱くしていただき、その後、実際の家具に座ってみるという体験をおこなう。
 2つの見学会をして、やはりプロジェクトを動かすのは、そこに携わる人々の熱さ(情熱)だと、改めて認識する。学生達も大変刺激を受けたことだろう。これを各自のデザイン行為などに展開してもらえればうれしい限りである。熱くいって欲しい。(TM)