今更の話なのだが、写真を整理していたら出てきた、前期の設計演習(授業名「設計製図1」)の話。前期は、2年生の最初の設計演習の指導を、4人の建築家の方々としている。
今年度から始めた新たな取り組みで、A0の大きさで手書きのビジュアルを制作する、という課題を最後に提示した。学生も先輩の前例がなかったので、少し戸惑ったかもしれないが、結果的には良い取り組みだったと思う。
AIの進歩も著しく、さまざまな方面でデジタル化が進んでいるが、その時代の波に敢えて逆らうかのような、超アナログな課題。ある意味、自分の身体と同じくらいのスケールの絵(ビジュアル)を描くという行為は、多分、学生のこれからの建築活動を展開していく上でも何らかの良い影響があると思っている。今後の成長に期待したい。(TM)