2026/07/07

お師匠を招いて

 武蔵野大学で、今年度は建築デザイン学科が展開している「武蔵野市自由講座」。いよいよゲスト講師の方を迎えてのシリーズになり、私の師匠である、布野修司先生を迎えての講演会を開催。

 武蔵野市民で参加されている方々を含めて200名程が受講しているので、会場は、なかなかな盛り上がりをみせたのではないか、と思う。

今回は市民講座ということもあり、布野先生のご専門であるアジアの都市に関しては若干控えながら、タウンアーキテクトの話を軸として街づくりに関するレクチャーをいただいた。自分自身も布野先生の講義を聴くのは、学生時代以来となるので身を引き締めながら(!)拝聴する。


講演の後は、学科長の佐藤桂先生と水谷研の学生
20名ほどで、懇親会を開催。ゼミ生たちも布野先生と自分の研究テーマに関して話をして、布野先生も学生たちに語りかけていて、その様子をみながら自分の学生時代も想い出したりする。2次会まで盛大に盛り上がり、とれも心地よい時間だった。

自分の大学に師匠をお招きして講義をしてもらうことも、一つの目標だったので、実施できて本当に良かった。さて、元気にいきましょう。(TM

2026/07/05

建築と街の関係を東長崎で


 学生の研究の一環で、建築家のアリソン理恵さんにインタビューをしたい、とリクエストがあったので、アリソンさんの本拠地である東長崎まで学生共々お邪魔する。建築事務所と、それとは別に喫茶店も運営されていて、両方のスポットを含めて東長崎駅前のエリアをご案内いただく。


 アリソンさんは「まちの営繕」というテーマで、設計者としての活動を展開されていて、その具体的な様子を見て取れて感銘を受けた。

 ある意味微細な建築行為が、街づくりに与える良い波及効果ということがリアルに感じられ、水谷研で小石川にて取り組んでいるプロジェクトと似ているところも感じられてとても勉強になった。


  東長崎を後にして、アリソンさんが、実証実験で街中に家具を設置した実例を観に池袋まで出る。その近くで、偶然、建築家の梵寿綱設計の建物を発見(しかも2軒が近くに)。その落差に、脳内は非常に多幸感に満たされる。最後に、池袋東口近くの喫茶店、皇琲館で心を落ち着けて池袋を後にする。元気にいきましょう。(TM

2026/06/28

小石川の試行

 事務所でリノベをした「小石川ハウス」が、さまざまな展開を、ひそやかにみせている(ひそやかなので、あまりオープンにしていていないことばかりである)のだが、今回は近隣の保育園の子どもたちに、アートを体験してもらう場所をつくる取り組みをおこなった。

 ゼミの学生が、先輩が残した建築部材を活用して仮設小建築を建ちあげて、それをベースに子どもたちに自由に絵を描いてらった。子どもたちの写真がSNS等にUPできないのだけど(ので、写真は学生たちの様子を載せています)、とても子どもたちも楽しんでくれて、近隣の方々もその姿に引き寄せられて楽しまれている様子がうかがえた。とても気持ちのいい昼の情景がつくりだせたかな、と思う。

 さて、今回はひとまずの小石川プロジェクト再開の試トライアルだったので、再びブラッシュアップして、更に展開していきたいところ。元気にいきましょう。(TM

2026/06/14

資生堂AH

 静岡方面へ所用ででかけ、掛川にある資生堂アートハウス(設計:谷口吉生)を訪問する。ずっと、観たかった建築のひとつだが、なかなかタイミングが合わずに、幾星霜。本当に遅ればせながら(今更!、ですみません)、ということでカタジケナイ。そして、何と、今月で閉館になってしまう、ということで、最後に間に合った、という感じになった。

 率直な感想を言えば、“ごく控えめに言って名建築!”、ということに尽きる。もっと早く見ておけばよかった。建築の規模がそれ程大きくないので、設計者の意図が非常にダイレクトに伝わってくる。建築の動線、床のレベル差、それらのスケール感、そしてディテールなど、観ていて本当に美しくて、シビれる。学生にも是非、最後の雄姿を観ておくように伝えたい。

 閉館が惜しまれる(耐震改修してから、まだそれ程経っていないと思うので、建築は非常に綺麗な状態なんだけど。。。)が、いつかまたの再開館を願いたい。合掌(TM

2026/06/02

卒業と雑感と2026

 これまた完全に昨年度のはなし。しかし、UPしない訳にはいかないので!

 武蔵野大学の水谷研20期生のゼミ生11名+院生4名が卒業&修了。今年度も昨年度に続き、学位記の授与と卒業式は、有明コロシアムで開催の運びに。朝一から大学院の学位授与、昼に修了&卒業式、夕方から学部の学位授与、夜に謝恩会ということで1日仕事になる。いつもいる武蔵野キャンパスと違い、勝手が分からないので、何となくこちらとしては居場所が無くて大変なのだが、他の先生方と学生の門出を祝う。式後、研究室の卒業生たちと記念撮影。

 後日談になるが、折角謝恩会が開かれたのに、「全然、謝恩されてないんだけど!」とコメントをしたら(他の先生方も同じようなことを言われていたので、つい言ってしまうオジサン状態でスミマセン。。)、年度が明けて、改めて素敵な贈り物をいただく。本当に申し訳ない感満載なのでが、本当に素晴らしいプレゼントだったので静かに感動する。

 2025年度の水谷研のキャッチフレーズ(毎年勝手に小生が定めてがいる次第。。。)は、やはりボブ・ディラン(!)、をモチーフにしている。それでは、卒業生へのはなむけに。

混迷の現代という永遠の現象に

魂の叫びを かき鳴らせ

The Times They Are A Changin` !!TM

2026/06/01

清水でデリコ

 静岡に所用があり、出向く。

 静岡県立博物館(設計SANAA)等を視察し、単独で動けるタイミングで、静岡市清水文化会館マリナートへ赴く。設計は槙文彦氏であり、組織事務所で劇場の設計を担当した際に、建築雑誌で掲載されていたコンテンツを、まさに目を皿のようにしてみていた建築なので、感慨深い。

 実は、訪問当日の夜の演目が、日本のバンド、LOVE PSYCHEDELICOの公演。
25年に渡る活動に一旦終止符を打つというツアーで、これは観なければ、ということで参戦(ちなみに、LOVE PSYCHEDELICOは、The Whoが初来日(!)した、ロック・フェスのロックオデッセイ(2004)で観て以来なので、そこも感慨深い)。LOVE PSYCHEDELICOが最初出てきた頃は、「日本のバンドのここまできたか~。」という思いだったのを想いだす。


 ギターのNAOKI氏が静岡出身ということで、非常にアットホームな感じのコンサート。そこに華を添える槙建築、という感じで素晴らしかった。

 良い建築に、いいパフォーマンス。静岡の素敵な夜でした。(TM

2026/05/31

卒業設計レビュー@福山 2026

 もう昨年度の話になってしまった。今更ですみません。が、今年も福山大学に、卒業設計の審査会に招待され、赴く。福山大学には、大学時代の研究室の後輩である、佐藤圭一先生が在籍されているので、審査会に声掛けいただいている次第である。

 卒業設計も大学によって趣きが異なり、今となっては、「せんだい日本一」等の全国共通のイベントが存在する訳だが、ある意味地域性というものは、そこまで画一的なものにはなっていないことを、今回も実感。

 やはり、地域の特性を活かしたテーマ設定がほとんどで、どちらかというと課題解決的な姿勢で、真摯に卒業設計に取り組んでいる様子が窺え、好感が持てる。卒業設計なので一人くらい、とんでもない(ある意味非現実、極まり無い、ような)作品があってもいいかな、と感じたので、「もっと自由に発想しても、大丈夫ですよ!そいういう思考の展開も、実際の設計でも大切なので!!」というようなコメントをさせていただく。

 終わった後、学生も交えての懇親会もあり、このあたり同じ研究室出身の同じような空気感を感じられた。2次会がカラオケで、しかも深夜まで続く。この感じも懐かしい。次の日、所用(福山近郊の尾道の建築などを視察)があったので2時くらい(!)にお暇する。佐藤先生、ありがとうございました。

今日発表した学生さんたちの今後の活躍を期待しています。TM