さて人生史上初めて、関西で正月を迎えないということになった。
今年は本当に大変な1年だった。
個人的にはあまり良いニュースが無い中、1年の後半に、グッドデザイン賞受賞(「むさし野文学館」)と「むさしのエコreゾート」が開館&雑誌「新建築」掲載、というのは本当によかった。
みなさん、ありがとうございました。
前を向いて行きましょう!!
みなさん、よいお年を。新年は5日からスタートします。(TM)
さて人生史上初めて、関西で正月を迎えないということになった。
今年は本当に大変な1年だった。
個人的にはあまり良いニュースが無い中、1年の後半に、グッドデザイン賞受賞(「むさし野文学館」)と「むさしのエコreゾート」が開館&雑誌「新建築」掲載、というのは本当によかった。
みなさん、ありがとうございました。
前を向いて行きましょう!!
みなさん、よいお年を。新年は5日からスタートします。(TM)
今年もあまり新譜を手に入れることが少なく、もっぱら中古アナログレコードをボツボツとゲットしていたという次第。しかも新型ウィルスの影響でレコード屋も一時閉店していたので、その辺りも困ってしまった。
ので、こちらもセレクトするのにかなり困った。
ということだが、2020年のマイ・ベストを選んでみる。
順番はこんな感じ。
1位:『Is Love Enough? 』/ Stone Foundation
2位:『Notes On A Conditionlal Form』/ The 1975
3位:『Tempo Sem
Tempo』/Joana Queiroz
4位:『Fetch the
Bolt Cutters』/Fiona Apple
5位:『All Rise』/ Gregory Porter
今年はストーン・ファンデーションの新作を1位に。LPで2枚組だが、全曲素晴らしい。特にポール・ウェラーをフューチャーした楽曲がいい。安定したスキルに裏打ちされた楽曲群は、まさにこの新型ウィルス後の時に包み込むような安らぎを与えてくれる。
2位は、実は1位とかなり迷った。1975の超力作(タイトルも相変わらずすごい)。これもLPで2枚組だが、まさに現在のロックの進化系の象徴といえるだろう。海外の音楽メディアではあまり評価が芳しくないが、今年を代表するロック・アルバムといえるだろう。
3位は、厳密にいうと昨年末リリースのアルバムだが、ステイ・ホーム中にかなり聴いていたのでここに入れさせていただく。現代ブラジル音楽のクラリネット奏者による新作。多重録音による円環的、螺旋的な音楽は、まさに癒しそのもの。
4位はフィオナ・アップルの傑作。海外音楽メディアで年間1位の嵐。今年はこれとテイラー・スウィフトの「フォークロア」といった感じだろう。これもLPで2枚組だが、A面1曲目冒頭から名盤の風情がバッチり。そこからの展開が凄まじい。聴くのにパワーが必要なアルバム。また、そこがいい。
5位はグレゴリー・ポーターの新作に。変わらない、安定感。楽曲のクオリティ。現代ではこのオールドスクーラー・テイストのアーティストも少なくなってきた感があるが、この時だからこそ聴くべき音楽、という感じがする。
さて、そんなこんなで2020年もたくさんのいい音楽に出会えた。さて、2021年はどんな音楽に出会えるでしょうか!(TM)
2020年もいよいよラストです。と、いうわけで例年、誰に頼まれる訳でもなく勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2020を振り返り。
で、今日は映画編。
映画はまず映画館のスクリーンで観るべし、という主義。なので、今年は映画館が一時閉鎖になってしまい、本当に困った。いや、なので、今年のベストを選ぶのにも本当に困った。と、いいながら何やかんやで、今年のマイ・ベスト5はこんな感じ。
1位『ヘビー・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』/ユッカ・ヴィドゥグレン、ユーソ・ラーティオ
2位『パブリック/図書館の奇跡』/エミリオ・エステべス
3位『テネット』/クリストファー・ノーラン
4位『サンダーロード』/ジム・カミングス
5位『スウィング・キッズ』/カン・ヒョンチョル
別枠『2人のローマ教皇』/フェルナンド・メイレレス
1位は、いきなりマイナーな一品(ノルウェー&フィンランド合作)だが、『ヘヴィー・トリップ』に。テーマはヘビー・メタル(バンド)なのだが、これは、あまりにも現在版「ブルース・ブラザース」なところが、ハマってしまった。これは新年が明けて一発目に観た映画だったので(まだ新型ウィルスの影響はなかった)、これを抜く映画が結果としてなかったというところ。基本コメディだが、最後泣ける。コロナ後の現在、絶対観るべき、勇気を与えてくれる映画である。
2位は『パブリック』。不勉強で知らなかったが、あのエミリオ・エステべスが良い感じに歳をとってて、精力的に映画をつくっている、というところに静かな感動。「I Can See Clearly Now」の楽曲とともに、ラストのあっと驚くシーンは涙もの。
3位は『テネット』!この映画がコロナ一旦落ち着き後に上映されて、本当に感激の一言に尽きる。個人的にはクリストファー・ノーランが苦手なのだが、これは面白さ百万点!科学的な根拠レスな点などが批評されているが、そんなのは関係なく観て大いに楽しむべし(実際、劇場で観ながら何回か爆笑した(周りは笑ってなかったけど))。合掌!!
4位は『サンダーロード』。小さな作品だが、愛おしくも切ない負け犬ムービー。監督、脚本、編集、音楽、主演、をすべて一人でやっている。ブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダーロード」をモチーフにしているが、劇中ではその曲は一切鳴らないというところも渋くていい。
5位は韓国映画で個人的には今年no.1の『スウィング・キッズ』(ということなので「パラサイト」より個人的には上)。最初の方は「ちょっと、失敗したかな。。」と思わされたが、途中からのドライヴ感がすごかった。カラックス・オマージュンのデヴィッド・ボウイのあの曲が鳴り響き疾走するシーンは鳥肌もの。最後の着地も救いが無い感じだが、能天気なハッピーエンドではない所がまた良い。
この他、netflix映画は今年も良く、『2人のローマ教皇』が秀逸だった。バチカンの内部を巡る映像は、圧巻の一言。建築関係の者は絶対観るべし映画。上映は今年もやっていたが、基本的に昨年の映画という感もあったので枠外にさせていただく。
という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
明日は音楽編、いきますよ。(TM)
さて、武蔵野大学の卒業設計の公開審査会を開催。疲労のため体力は限界。ここは気合で乗り切るのみ。今年は新型ウィルスの影響で、卒業設計の審査会がオンラインでおこなわれることに。異例の事態で準備も大変だった。学科のスタッフのみなさんはおつかれさまでした。バックアップ体制を敷くため(司会進行の学科の田中正史先生にアクシデントが発生した場合、即ピンチヒッターできるように!)、キャンパスに出校してオンラインに臨む。
事前に提出された作品をみて全審査委員の教員が投票をおこなう1次審査によりファイナリスト選定。10名の学生を選定し、最終審査で発表をおこなう。今年は、それを全てオンライン上で、ということになる。13:00にスタートし学生の発表に続き、公開審査会に突入。今年も審査員の先生方、12名という大所帯で開催(しかも、Zoom&限定You Tube公開で!)するので、これがなかなか審査会の運営上の難易度を上げている。
最初に投票をおこない議論に入る。今年の結果は10作品のうち得票が多い2作品と少ない2作品、その中間の6作品にはっきり分かれるかたちとなった。8作品に絞り、各作品に関して各審査委員が講評をしていく。例年通りではあるが議論が多岐に渡るため、なかなか議論が深まっていかなく若干時間切れ感も残しながら、作品の順位までを合議で決定することができずに最終の決選投票へ舵を切る。と、文章で書くと平坦な感じになるが、このあたりで既に夜の7時前。今年は2作品が群を抜いていたのでどちらかだな、と予想。後は混戦と思ったのだが、予想通りその2作品を軸にして順位が決まった。1位から4位(武蔵野大学は4位までが優秀賞)はある意味、順当といえば順当な結果となった。
水谷研からは、6名(!)が最終審査会に臨み、ケンタ、リョウ、ナナコが次点ということで涙をのんだが、モモが見事1位(最優秀)を獲得。セイナが2位(優秀賞)、(この2作品は投票結果は大接戦だった)、ハヅキが3位と大健闘だった(3名は年度明けに、全国のコンクールに出展するので、健闘を祈るばかり)。重ねてになるが本当にお疲れさまでした。審査する側もどっぷりと疲れました。
終わった後、例年は盛大に懇親会をおこなう訳だが、今年はそれもできないので、個人的には非常に消化不良な感じで終わることになる。まあ、状況が状況だけにそれは仕方ないところ。学生たちには、卒業設計は卒業後も自身の語り草になるので大切にして欲しい、というようなことと、まだ年明けも卒業研究(ゼミ)は続くので卒業まで引き続き「心を燃やせ」(鬼滅の刃、にかけて)をメッセージとして伝えて、長い一日が終わる。
さて、いよいよ年度末も佳境に突入。(TM)
2つ前のブログで紹介をしましたが、設計デザイン監修で携わった、『むさしのエコreゾート』が雑誌「新建築」2020年12月号に掲載されました。
改めて「新建築」を眺めながら、大きな設計組織の大きな建築作品がひしめく中でとり上げていただき感謝の念にたえません。
施設は入場無料ですので、お近くにお越しの際はご覧ください。
下に誌面にない建築写真いくつかピックアップしました。(TM)
もしかしたら以前にもこのブログで書いたかもしれないが、不在になっても、その場の記憶は残っている、ということを想い出す。3連休ではあるが、新型ウィルスのこともあり基本的にステイホームな訳だが、あまりに天気もいいので、家族で自転車に乗って井の頭動物園(自然公園)へ。
2016年までゾウの「はな子」がいた場所は、亡くなった後も残されていて、この空白の空間がしみじみと人の心を打つわけである。吉祥寺美術館発行の『はな子のいる風景』という記録集があって、これを夜一杯やりながらポツリポツリと読んでいくのが、また感慨深いのである。(TM)
武蔵野市の環境啓発施設「むさしのエコreゾート」が開館。プロジェクトもこの施設ができたことにより全体の完成をみることとなる。
オープニング式典はこの新型ウィルスの影響もあり、小規模で開催されたが、アートディレクターの森本千絵さん(ロゴデザインや施設内のグラフィックデザインをてがけられる)の力強いミニレクチャーに元気づけられる(式典後に記念撮影をしていただく。ありがとうございました。)。非常に長い間プロジェクトに関わってきたということで、個人的にも感慨もひとしお。
関係各位みなさま、開館おめでとうございます。今後の施設の活動の展開を期待するばかりである。(TM)
今年度のグッドデザイン賞の発表があり、「むさし野文学館」が受賞の運びとなる。
https://www.g-mark.org/award/
最近良いニュースがまったくなかったので、自分としては本当に嬉しい限り。小さなリノベーション建築で、しかも住宅という用途ではないので、なかなか建築メディアで採り上げられない様子が窺えたが、日の目を見てよかった。審査委員の方々がしっかりと見ていただいている様子もうかがえ、感謝の念にたえません。
小さな建築だが、研究室の学生と足掛け4年かけてのプロジェクトだったので、卒業生たちもこのニュースに喜んでいる。文学館、土屋忍先生はじめ、関係各位のみなさま、ありがとうございました。「むさし野文学館」の今後の活動展開も楽しみです。(TM)
まったく個人的な話になるが、その人の存在を知ったのは、中学1年生の時(37年程前になるのか。。)に初めて自分の小遣いで買ったLPレコード、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を聴いた時だった。スリラーの楽曲の中で、一際異彩を放つギターを響かせていた。その時は知らなかったが、程なくして、テクニックが史上最強のギターリストだということを知る。
また個人的なトピックなのだが、大学時代に友人とバンドを組んでいて、一度そのギターリストの曲をカヴァーしようとしたところ、ギターのチャイ君が、「バッキングですら弾けない。。。」と唸っていて、結局カヴァーするのをあきらめた、ということも想い出した。
そのギター・リストが亡くなった、というニュースが駆け抜けている。早弾きやライトハンド奏法といった技術的なことばかりが話題になりがちだが、最大の特徴は、抒情的ではない徹底的に無機質なその音にあると思う。だからこそ抽象性があり奥深い音楽ができあがっているのだ、と思う。
「Hot For Teacher」を聴きながら、白ワインを飲み、偲ぶ。史上最強のロックバンドのフロントマンであり、唯一無二のギターリスト。
その名も、エディ・ヴァンヘイレン。(TM)
まだ暑い日々が続く。ベランダの小さな向日葵もきれいに咲いている。そして、まったく余裕がなく、ブログを更新できていない自分に反省。
しかし、何はともあれ、学生諸君は頑張って作品を仕上げ、講評会が終わった時は一様に充実感を漂わせていた。さて、すぐに後期に突入する。今後の展開に期待するばかりである。(TM)