CONSTRUCTION日記
水谷俊博建築設計事務所だより
2017/02/22
音楽堂
横浜の現場に立ち寄った後、少し時間ができたので、県立音楽堂(設計:前川國男)へ。こちらも今更恥ずかしながらではあるが、初訪問。丁度、公演が終わった後で、次の公演の準備に入る前というタイミングで、とても幸運なことに内を拝見することが可能だった。
先日の今治に引き続き、モダニズム名建築の劇場を体感する。いや、素晴らしい。戦後間もない時期の建築ということもあり、現在には使いづらい箇所もあると思うが、愛情をもち使用されている感じに溢れている。空間の質感及び湿感が心地のいいもので、館の方からも音がいいと評判されている様子を聞かせいただく。劇場は数値的なもの(音響等)だけでなく、空間の在り様も非常に大切なのだと改めて実感する。
この名建築も
1
年後くらいから改修に入るよう。いいかたちで継承されていくことを願うばかりである。
(TM)
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