2017/02/11

卒業設計審査会2016(年度)


 武蔵野大学の卒業設計公開審査会。
 1/17の学内審査を経て、今年度は9名が最終審査で発表をおこなう。個人的には今年度も司会の役を仰せつかったので(もう何年もやっているので、これでいいのかと若干不安)、なかなか大変な一日になった。
 1300にスタートし学生の発表に続き、公開審査会に突入。今年も審査員の先生方、10名という大所帯で開催(しかも、公開で!)するので、これがなかなか審査会の運営上の難易度を上げている。
 最初に投票をおこない議論に入る。9作品から7作品まで絞り込むことができたが、ここからはさまざまな評価軸と作品解釈が入り乱れる状態になり(って文章で書くと平坦な感じになるが、山あり谷ありで全体で6時間超えの審査会になる。結局、今年も同じような流れになってしまった。まあ、しょうがないですね。。)、作品をこれ以上絞り込むことができずに最終の決選投票へ舵を切る。ここ2年程同じような感じだが、今年も結果がまったく読めないというような状況。
 開票の結果、1位と2位は決まったが、3位と4位が同点となり、再度最終決戦投票。でも、また同点となり、審査委員長(学科長)決裁でやっとすべての順位が決定した。学生の皆さんはお疲れさまでした。
 水谷研からは、4名が審査会に臨み、ノリピーとツトムが5位、6位で次点(武蔵野大学は4位までが優秀賞なので)ということで涙をのんだが、オガチャンが3位、ミスズが堂々の最優秀という結果になった。重ねてになるが本当にお疲れさまでした。審査(ついでに司会も)する側もどっぷりと疲れました。
 終わった後、全体の懇親会をおこない、学生も(ついでに教員も)一応に「1年が終わった感」をにじませながら、学生の作品をツマにいろいろと話をする。
 個人的な感想としては、予選では個人的にイマイチ盛り上がらないなぁと思っていたが、最終の審査会はそこそこ面白かった。ゲスト審査員の方々が「武蔵野大の学生は、自分のやりたいことを卒業設計にしっかりと表現できているように見えるので、面白い。」というコメントをして頂いたので、うれしい限り。とび抜けた作品がなかったのは、個人的には少し残念だが、まあ、良かったのではないかと自分を納得させることとする。

学生たちには、卒業設計は卒業後も自身の語り草になるので大切にして欲しい、というようなことをメッセージとして伝えて、長い一日が終わる。
 作品展は有明キャンパスにて明日まで開催していますので、是非会場にお越しください。さて、いよいよ年度末も佳境に突入。(TM)