大学院の授業で、実際の建築を観るというプログラムを4回シリーズでおこなっている。ランダムに学生に4つの建築をセレクトしてもらい、その4作品を軸に建築(現代建築)の設計手法を斬っていくという、ある意味かなり乱暴な趣向で展開している。しかし、意外な共通項がみえてきたりと、その意外性が実は真髄にアプローチしていけるのではないか、という妄想を若干抱きながら、今回は所沢聖地霊園(設計:池原義郎)へ。かねがね一度観てみたい建築筆頭だったが、なかなか時間が取れずにやっと念願が叶った、という感じ。それにしても、素晴らしい建築だ。久しぶりに建築をみてアドレナリンが上がる感覚を覚える。素材とディテールの調和が見せる圧倒的な空間の姿は、設計の手法論や、構造・環境といったテクノロジーや、つくることのプロセス現自体への分析など、現在さまざまなかたちで取り組みがなされているのもを超えて(というか、そんなのどうでもいいよ!と思わせる程)、建築がつくる空間のよさを厳然と我々に提示しているなぁ、と思ってしまう。当たり前のことだが、実際に建築をみてみないと本当の意味で分からないことを改めて実感。ちなみに、後の3建築は、五島美術館(これも渋いチョイス)、アテネフランセ、川口市めぐりの森、というラインナップ。さて、どんな考察結果となるか、学生諸君に期待である。(TM)
2018/10/18
アーチの森2018
先週末の話になってしまったが、武蔵野大学の学園祭(摩耶祭)(2018/10/13~14)が開催される。例年、学園祭の実行委員会より依頼され、正門からアプローチした正面にある噴水広場の近くに、木造仮設建築物(作品名:『アーチの森』)を制作している。設計(デザイン)から施工まで、完全にセルフビルドでおこなうことが大きな特徴である。建築物は、学園祭のシンボルとしてPR機能を果たすことが条件として望まれており、後、制作チームとしては、このつくる建築で来場者の方々に憩い、たたずんで欲しいという思いがある。このプロジェクトも今年度で12年目になった。今年度は38mm×89mmの2×4材(パイン材)を300mm程の寸法に切断し、その小さなブロック状の木部材を組積造の要領で積層させていくという、いわば非常にプリミティヴな建築であり、かつ全体が大きな繭のような形態をしているというのが特徴である。
制作する学生は、厳然とした締め切り(学園祭初日の朝に建築が建ちあがってなければならないという縛り)があるので、作業後半は物凄いプレッシャーと共に作業をおこなうことになる。今年度は例年以上に作業の工程マネージメントがスムーズだったのか、大きな問題もなく無事に完成。それにしても、建築が建ち上がった感動は何事にも代え難い、のではないかと思う。学生の皆さんはお疲れさまでした。
会期中は若干雨も降りましたが、たくさんの方々に来場いただき、思い思いにこの建築にふれて頂きました。ありがとうございました。(TM)
制作する学生は、厳然とした締め切り(学園祭初日の朝に建築が建ちあがってなければならないという縛り)があるので、作業後半は物凄いプレッシャーと共に作業をおこなうことになる。今年度は例年以上に作業の工程マネージメントがスムーズだったのか、大きな問題もなく無事に完成。それにしても、建築が建ち上がった感動は何事にも代え難い、のではないかと思う。学生の皆さんはお疲れさまでした。
会期中は若干雨も降りましたが、たくさんの方々に来場いただき、思い思いにこの建築にふれて頂きました。ありがとうございました。(TM)
2018/10/11
Live at…
「アメリカン・ロック」という言葉を、ラジオでも最近耳にしなくなったが、何を隠そう(別に隠している訳ではないが!)、個人的に一番好きなロック・バンドはチープ・トリックである。『チープ・トリックat武道館』が世に出てから40年。その40周年を記念して、当初(今年の春)は武道館のライブを開催の予定だったところ、メンバーの体調不良により延期。残念ながらスケジュールの関係で武道館での開催はならなかったが、Zepp東京にて開催。と、いう訳で有明まで馳せ参じる。
かれこれ30年程前、学生時代に大阪のフェスティバル・ホールで初めてチープ・トリックを観たのを思い出しながら、その30年とか、『at武道館』からの40年とか、前回の武道館でのライブから10年とか、そういった一塊の時の流れを感じずにはいられない。
オリジナル・メンバーからドラムのバン・E・カルロスが脱退してしまったが、その穴をギターのリック・ニールセンとヴォーカルのロビン・ザンダーの息子(!)が補っている、というのも時の流れを感じる。個人的には80年代の楽曲、『If You Want My Love』と『Never Had A Lot To Lose』でグッときた。変わらぬロックは鳴り響いた。合掌。(TM)
かれこれ30年程前、学生時代に大阪のフェスティバル・ホールで初めてチープ・トリックを観たのを思い出しながら、その30年とか、『at武道館』からの40年とか、前回の武道館でのライブから10年とか、そういった一塊の時の流れを感じずにはいられない。
2018/10/03
2018/09/30
逡巡する中秋
数週間程前の話になってしまったが、大学の研修の一環で講師の講演という催しがあり、学際情報学者の落合陽一氏の講演を聞く機会を得る。勉強不足で存じ上げなかったが、さまざまなメディアで活動などがとりあげられて、非常に著名な方の講演だということを知る(こういう時に、生活の中にテレビがないと、周辺の盛り上がりに置いてけぼりになってしまう、と痛感。。。)。
講演は個人的には非常に刺激的だった。自分なりに学んだことは、①「真剣に今後到来する人口減少&AI技術時代に自分なりのスタンスを考え+確立しなければいけない=これまでのやり方だと多分ダメなので新しい方向性もふまえ対応できるように考えねばいけない(まあ、当たり前といえば当たり前の話だが、かなり痛烈に実感させられた)」、②「効率化(おそらくAI技術がその役割を担う)と差異化(これは、おそらく文化的な側面を過分に含む(落合氏は重層的文化と表現していた)。例えば伝統芸能とかが分かりやすいか。)、という一見究極の対立軸にあるように見えることにおそらく相関関係がある→ゆえに、こっちに何か活路を見出したい」、ということだった、というか、そう思い至ったわけであった。
そして、ここからがハードル高いかも、だが、それをSNSなどに類するツールなしの条件下でできないか、と超アナログ人間の自分としては思ってしまう。
そんなことを感じながら、中秋の名月にちなんだ月見団子の残りを眺めながら、さまざまなことに考えを巡らせる秋の夜。(TM)
講演は個人的には非常に刺激的だった。自分なりに学んだことは、①「真剣に今後到来する人口減少&AI技術時代に自分なりのスタンスを考え+確立しなければいけない=これまでのやり方だと多分ダメなので新しい方向性もふまえ対応できるように考えねばいけない(まあ、当たり前といえば当たり前の話だが、かなり痛烈に実感させられた)」、②「効率化(おそらくAI技術がその役割を担う)と差異化(これは、おそらく文化的な側面を過分に含む(落合氏は重層的文化と表現していた)。例えば伝統芸能とかが分かりやすいか。)、という一見究極の対立軸にあるように見えることにおそらく相関関係がある→ゆえに、こっちに何か活路を見出したい」、ということだった、というか、そう思い至ったわけであった。
そんなことを感じながら、中秋の名月にちなんだ月見団子の残りを眺めながら、さまざまなことに考えを巡らせる秋の夜。(TM)
2018/09/26
2018/09/17
水フェス2018
今年は、4期生のナカイをはじめとした3名の幹事が中心になって、今年も無事開催する運びとなった。3連休の真ん中のせいか、今年は卒業生の参加が例年より少なかったが総勢24名程が参加してくれた。来れなかった代もあったが、また来年以降ぜひ参加してもらいたい。後、特別ゲストで建築家の大塚聡さんにもお越しいただいた。大塚先生、ありがとうございます。
会の中では、現役生の研究室活動報告があり、その後、誕生日(ちょっと早いけど)お祝いいただくというセレモニーもしていただく。重ね重ね、ありがとうございました。
2次会も大勢がそのまま流れて、さまざまな話に盛り上がる。途中、いろいろな卒業生の飛び入り参加があったりして、その予定調和でないところが面白い(まあ、現役時代もそうだったが)。
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