かれこれ30年程前、学生時代に大阪のフェスティバル・ホールで初めてチープ・トリックを観たのを思い出しながら、その30年とか、『at武道館』からの40年とか、前回の武道館でのライブから10年とか、そういった一塊の時の流れを感じずにはいられない。
オリジナル・メンバーからドラムのバン・E・カルロスが脱退してしまったが、その穴をギターのリック・ニールセンとヴォーカルのロビン・ザンダーの息子(!)が補っている、というのも時の流れを感じる。個人的には80年代の楽曲、『If You Want My Love』と『Never Had A Lot To Lose』でグッときた。変わらぬロックは鳴り響いた。合掌。(TM)