課題は吉祥寺市街地に「働きながら住む10世帯の集合住宅」をつくる、というもの。
提出作品の中から十数名を選んで講評をおこなった。
全体的な感じは、作品がおとなしい感は否めないが(これ、毎年言ってるような感じですが。。。)、何とか完成までこぎ着けている学生の奮闘は感じ取ることができた。
今年、印象に残ったのは、発表できなかった学生から発表希望者を募るのだが(ある意味、敗者復活的なシチュエーション)、ひとりの女子学生が手を挙げたということ。個人的には票を入れるか迷った作品だったので、評価の土俵に上がれてよかったと思う。ここ数年はその場面で学生から全く手が挙がらなく、他の教員とも「最近の学生は、おとなしいね。」と言っていたので、この意気込みは評価したい。しかも、発表する話を聞くことによって、その作品への理解も深まるので、また新たな展開も議論ができる。結局、建築はコミュニケーションが非常に大切な分野なのだと実感をする。
自宅のイタリアンパセリに尺取り虫が住み着き、ここ数週間であっという間に大きくなっている。時が経つのは、早いなぁ、と改めて実感。前期もあっという間に終わっていく。さて、次は4年生の卒業研究だ。(TM)