写真は、家の近くにある団地が工事中になり、できた場所。
工事用の仮囲いがあるだけだが。。。「う~む、アートや。。」、と唸ってしまう(しかも、かすかな笑い込みで)。
なかなか両サイドに仮囲いが建つ状況というのがないので、そこがまず特徴的な所である。
そして工事業者はおそらく(というか、絶対)狙ってつくった訳ではないだろうが、絶妙なプロポーションで通路のような空間が形成されている。そして、まっさらで真っ白に、艶っとしたテクスチャーが、その特異さを際立たせる役目を果たしている。
更に、その仮囲いの頭越しに、年季の入った団地群が顔を出している風情がまた、いい。
まさに、現代アートも顔負け、、、とは、ちと言い過ぎだろうか。
意図しないモノ(しかも、何てことないネタでつくられたモノ)が意図したモノ(しかも、上質な素材でつくられたモノ)を凌駕する、ということは、ままあるが、そこがアノニマス(詠み人知らず)なデザインの面白いところ。何気ない身近なところで、ちょっとした発見があるのもオツなものです。はい。(TM)