2015/05/03

取材@唐ヶ谷

 3年ほど前にリノベーションの設計をおこなった住宅、『唐ヶ谷のいえ』が、雑誌の取材を受けることになり立ち会いに赴く。実は我が親の住宅。と、いうことで、実家が取材されるというのは、自宅が取材されるということよりも、はるかに奇妙な感覚だ、ということを実感する(でも、その感覚は何故なんだろう?)。
 たった1部屋だけのリノベーションで、しかも既存は普通のハウスメーカーの住宅。既存の仕様もごくごく普通で、規模は本当にミニマムな訳だが、設計としては大きく出て、建築や都市にとどまらず環境全体にまで手を伸ばせるようなことも考えてみた。まあ、本当に低予算の中、しかもワンルームでできる範囲で、ということではありますが。
 建築の可能性ということをどんなスケールでも考えることは大切なことだと、取材を受けて改めて考えさせられます。建築は、だからこそ面白い。(TM)