シランで想い出したが、最近、「ヤバい」という言葉が気になる。若者は、非常に素晴らしいという表現に使うアレだ。この前、大学のキャンパス内に群で咲いているシランを観て、ある学生一団が、「あの紫の花、ヤバくない?!」と言っていたのを聴いて、爆笑を押さえるのに苦労した。
「いえいえ全然、すごくないですよ~。普通ですよ~。」と言ってあげようと思ったが、そこはグッと我慢する。
さて、明治大学の青井哲人先生にお招きいただき、明治の2年生の設計演習の講評会に参加。2年生最初の課題と言うことで、課題は個人住宅なのだが、みなさん一生懸命、課題に取り組んでいる様子が窺える。最初の課題なので、是非これからも設計を続けて欲しいという個人的な思いもあり、あまり批判はせずに、どうすればもっと良くなるかという視点で講評。約20名ということもあり、約5時間の講評はさすがに頭がしびれてくる。でも、みんな真面目に取り組んでいるので、「ヤバい」作品は残念ながらなかったかなぁ。第2課題も声を掛けていただいているので、次の課題も楽しみだ。
さて、うちの(武蔵野大の)学生はどうだろうか。
連休を終えて学生も落ち着いてきたのか、本格的に4年生のゼミもエンジンがかかってきた。今年度は研究室の活動も多岐に渡る(越後妻有、新宿クリエイターズフェスタ、トロールの森、など)ので大変なのだが、年度明け当初はまだまだスロースタート気味。その状況に危機感を感じたのか、学生相互で渇を入れ合ったらしく、ピリッとしてきた。頼もしい限りである。後は、後輩達(特に3年生)の奮起を願うばかりである。3年生は来週が設計演習の第1課題の講評会だ。今週までの進捗はかなりヤバい。いい意味での「ヤバい」ではありません。本当に文字通りヤバいです。ハイ。是非、がんばって欲しい。
写真は4年生の研究室決起会でのワンショット。毎年度、恒例で各年度のスローガンを決めている。2015年度の水谷研のスローガンは、これだ。
『言葉の意味が分かったレコードのように、もう終わったかと思い込んでいるあなたは
はじまりのうたをうたうIt’s A Rock ’n’ Roll Time !!』
頑張っていきましょう。(TM)