2025/08/31

ヒトコブラクダ層戦争

 夏の比較的時間がある時をみつけて、積読状態にある文庫本をポツポツと読む。万城目学著、『ヒトコブラクダ層戦争』。万城目作品は久しぶりのような気がする。京都で学生時代を過ごした身としては、やはり『鴨川ホルモー』が思い出深い。

 さて、本作は、舞台はイラクの砂漠地帯、という訳で、あたかも彼の地へと行ったような気にさせられる(とはいえ、小説の内容は、砂漠のゾンビと戦ったりと、あまりのんびりとした気分には浸れないが)。上下巻に分かれていて、1,100ページに及ぶ力作。小説を読むのは、旅をするようなもの、と感じさせる。

 さて、小生、9月はじめより、中国の江西省に調査出張で赴きます(その後、福岡へ学会と、怒涛の2週間)。また研究室のインスタやこのブログにUPします。(TM)

2025/08/30

推し活とピーターとわたし

 子どもの推し活の付き添い、ということで、ライブ(?、イベント?)の付き添いで、横浜まで。推し活のライブ、というものを初めて体験して、「お~、こういうことなのか!?」と新鮮だった。会場は、ぴあアリーナ、ですごい数のファンが、推しを見守っていて、愛に溢れていた。いや、すごいですね。

 そして、打って変わって、自分のはなし。アーティストの大貫妙子のライブ『ピーターと仲間たち2025』に、恵比寿ガーデンホール(ぴあアリーナのキャパの40分の1!久しぶりに来た感覚。多分、1999年のイアン・ブラウン(ちなみに、元ストーン・ローゼスのです。念のため。)来日以来。)へ赴く。大貫妙子が80年代初頭に制作した楽曲群(いわゆるエレクトロニック・ミュージックに分類されている)が、当初はなかなかライブでの再現演奏がしっくりときていなかったのだが、技術の進歩とともに現在パフォーマンスが可能になった、とのことで、2年ほど前から開催されている。このライブも愛に溢れていて、素晴らしいの一言に尽きる。大貫妙子さん、生で歌唱を観れたのが感動。合掌。

 ふと、これも、もしかしたら推し活、なのか?!と自問自答。

 かたちは、いろいろあれど、推し活、最高!、ということであります。熱烈に暑いけど、元気にいきましょう。(TM)



2025/08/29

オールスター観戦

 この夏の思い出と言えば、プロ野球のオールスター戦を観戦した、というのが大きなトピックだった。

 この歳で、オールスター観戦は、初めて!だったので、感動した。一緒に行った子どもは昨年も観戦しているので先を越されているのだが、やっと子どもに追いついた!、という感じ。

 会場は横浜スタジアム。何か、スタジアム直近に大きなタワマンが新たにそそり立っていて、景観が若干微妙な感じになっているのだが、、、まあ、仕方ない。

 我がバファローズの頓宮選手がホームランかっ飛ばしてくれたので、最高な夏の一夜、でありました。後は後半戦、バファローズが3位に踏みとどまれるかが、個人的には最重要案件である。もう神頼みだな。合掌。(TM)

2025/08/27

設計演習の講評会2025

 えー、っと、また、油断している隙に、ブログの更新が滞ってしまった。この暑さにバテバテで、、、って、良い訳ですね、はい。すみません。

 子どもたちが夏休みの宿題の絵日記をしているのを横目でみながら、こっちも絵日記的に夏のブログをポツポツと書いていく所存です。

 今更の話なのだが、写真のデータを整理していたら出てきた、前期の設計演習(授業名「設計製図1」)の話。前期は、2年生の最初の設計演習の指導を、4人の建築家の方々としている。

 昨年度から始めた新たな取り組みで、A0の大きさで手書きのビジュアルを制作する、という課題を最後に提示した。結果的には、力作も一定数みられたので、良い取り組みだったと思う。

 AIの進歩も著しく、さまざまな方面でデジタル化が進んでいるが、その時代の波に敢えて逆らうかのような、超アナログな課題。ある意味、自分の身体と同じくらいのスケールの絵(ビジュアル)を描くという行為は、多分、学生のこれからの建築活動を展開していく上でも何らかの良い影響があると思っている。

 そして、毎年恒例になってきたが、教員おすすめの、「(見るべき)建築」、「(読むべき)小説」、「(観るべき)映画」を各教員から紹介。まずは、夏休みにでも是非、見るなり、読むなり、チャレンジしてもらいたい。そして、今後の成長、期待したい。(TM)

2025/07/22

晩節荒らし

 人間は突然何かの衝動に揺り動かされる時がありますよね?個人的には、“演劇を突然に観に行きたくなる病”にかかることがあるのだが、それが急に訪れた。

 という訳で(どういう訳だ?)、新宿シアタートップスで上演されていた、『晩節荒らし』を観劇(蛇足だが、シアタートップスは初めて。縦に細長いプロポーションの小劇場が他にない空間感覚で面白い)。俳優の山西惇と佐藤誓が本人たちが還暦を迎えたタイミングで突然結成したユニット、“らんぶる”の二人芝居(で、作・演出が福原充則)の第1回公演。

 ということで面白くない訳がない、という期待で観たら、期待の斜め上を完全にいく面白さだった。

 演出良し、二人の芝居良し、ということで、特に上演中程のあたりで、二人が不特定多数の人々を連続して次々と演じていくシーンは感動的だった。テーマが、人生の晩節、少し前、ということであり、50半ばの我が身にも。。。いやはや。ちなみに、キャッチフレーズが、

 「よくぞ来た。ここは一番最後の少し手前。思う存分振り返れ。あとはもう。あとはもうだぞ!」。

 いやー、沁みますな!さて、元気にいきましょう。(TM

2025/07/18

大阪万博2025

 関西に所用で赴き、少し時間をつくって、大阪・関西万博2025の会場に。

 個人的には1970年生まれで、母親のお腹の中にいたときに、この前の大阪万博を体験しているので、万博に関しては思い入れが強い。

 で、急に行くことを決めたので、パビリオンの予約などはどこもSOLD OUT状態で、予約無しパビリオンも長蛇の列、しかも酷暑ということもあり、パビリオンはあきらめて、会場の雰囲気だけを楽しむことにした。木のリングは、本当に素晴らしい。誰が見ても、すごいと思うであろう建築、これだけでも一見の価値があると思う。そして、この炎天下を考えると、このリングがないと来場者は、文字通り暑さで撃沈していたであろう。みんな、木のリングの下の地べたに座っている様子が、印象的だった。

 後、個人的な感想では、東京と、関西で、万博に対する評価が全く違う、ということを痛切に感じた。関西の知り合いに「万博どう?」と聞いてみると、ほぼ大絶賛で、否定する人は皆無。反して、東京の周りの人の反応は、まったくその反対!(のような気がする)。この地域差、そして、落差。いいよね!もう、グローバリゼーションとか言ってる場合じゃないで~!、ということを、東京在住関西人(私め)としては実感。

 この前、古い友人(彼は九州人)と万博について話をしていて、彼曰はく、

 「万博は、やっぱ、いいよね。世界中から、いろんな人種や立場の人が来てると思うけど、みんな同じように楽しそうにしてるし。そういうの見てるとこっちも幸せになるよね~。ずっと、万博やってると、戦争なんて起こらないんとちがうかな。」

 それは、大いに賛同!!税金使わないなら!、という条件付きで(笑)。

 でも、確かに、ジョン・レノンが歌っていたラブ&ピースが遠い昔の記憶になってきた今、こういう平和な状況は大切なのかもしれない。元気にいきましょう、ピース!(TM

2025/07/16

デヴィッド・ボウイを改めて

 いきなりですが、デヴィッド・ボウイについて。昨年度の武蔵野大学3年後期の設計演習で“デヴィッド・ボウイ”をテーマに扱ったので(詳しくは本ブログ20241031日の記事参照ください)、

CONSTRUCTION日記: 空間造形:ジギー・スターダスト

大学に自分の持っていた、デヴィッド・ボウイのアルバムを集結させていた。

 研究室の造作家具の改修を学生がしてくれていたので、荷物を整理をしていたということもあり、それを全部並べてみた。ついでに学生とも集合スナップをパチリ!

 改めて確認したら、オリジナル・アルバムで1枚だけ持ってなかった事実が判明。本ブログ記事一番下の写真をみて、それは何か分かりますか?(しかも、かなり有名な盤です。)

 正解者にはプレゼント差し上げますので、ご連絡ください!、、、って嘘ですよ!!(笑)。ちなみに、まったく個人的なデヴィッド・ボウイのアルバムランキング(ベスト5)を考えてみた。こんな感じ。

1位:『Outside(1995)

2位:『Station To Station(1976)

3位:『Let’s Dance(1983)

4位:『Ldger(1979)

5位:『The Next Day(2013)

  1位をちょっと意外なものにしてみた。後、オンタイムでは『レッツ・ダンス』からなので、甘めです。

 改めて50年に渡り、超一線だった事実に、リスペクトしかない。合掌。(TM