2025/08/31

ヒトコブラクダ層戦争

 夏の比較的時間がある時をみつけて、積読状態にある文庫本をポツポツと読む。万城目学著、『ヒトコブラクダ層戦争』。万城目作品は久しぶりのような気がする。京都で学生時代を過ごした身としては、やはり『鴨川ホルモー』が思い出深い。

 さて、本作は、舞台はイラクの砂漠地帯、という訳で、あたかも彼の地へと行ったような気にさせられる(とはいえ、小説の内容は、砂漠のゾンビと戦ったりと、あまりのんびりとした気分には浸れないが)。上下巻に分かれていて、1,100ページに及ぶ力作。小説を読むのは、旅をするようなもの、と感じさせる。

 さて、小生、9月はじめより、中国の江西省に調査出張で赴きます(その後、福岡へ学会と、怒涛の2週間)。また研究室のインスタやこのブログにUPします。(TM)