2021/09/05

スカイライター

 新型ウィルスの状況は変わらず。今日でパラリンピックも閉幕。ので、この「勝手に名盤シリーズ」も、一旦、終了します。
 さて、金曜に首相が今月末で退任するニュースが突然流れる。まさに、五輪と共に去りぬ。(まぁ、辞めればいいって訳では決してない。それにしても2代(安倍政権から)続いての、困った状況になったら政権放り出し。マジか?!まさかこれが、流行っているのか。。。コロナが大変なこの時期の、この政治の空白を考えると、首相が辞めて責任を取ったとは絶対にいえないと感じる。そして、誰も責任を取ろうとしていない、ということが厳然と判明している。何はともあれこのコロナの状況を何とかして欲しい。。。。)
 作家の村上春樹氏が、先月末に自身がMCを務めるラジオ番組で、菅首相がオリンピック開会直前のIOC総会で発言した、「新型コロナの感染拡大は・・(中略)・・長いトンネルに出口が見え始めています。」というメッセージを受けて、「(以下、抜粋・要約)この人、聞く耳を持たないようだけど、目だけは良いのかもしれない。あるいは見たいものだけ見ているいるのかも知れない。どちらでしょうね?」とコメントをしていた。非常にパンチの効いたアイロニーで、何だか、ここまでハッキリと物を言えない空気感が全体的に漂っているのでスカッとしたのだが、状況は動いている。うむ。

ということで、「勝手に名盤シリーズ」最終回になりますが、ラストは、ジャクソン5でまいります。言わずとしれた、マイケル・ジャクソンが在籍していた、スーパー・グループ。ここは、ほとんど採り上げられることのない盤を、ということで、『スカイライター』を。おそらく、ジャクソン5(マイケル・ジャクソン)関連のアルバムでは、一番評価されていない(&地味、かつ、売れなかった)部類に入るアルバム。だが、いいのである。丁度、デビュー直後の爆発的な人気の時期から、本当に自分たちのやりたい音楽を模索し始める最初のアルバム、と位置付けていいだろう。

 ジャクソン5過渡期の真っ只中ということで、楽曲群が中途半端なイメージが付き纏うのだと思われるが、間違いなく新しい音楽への模索が始まっている。ここは、A1曲目の「Skywriter」を。のびやかな、マイケルのヴォーカルが最高である。ここから、マイケル・ジャクソンの伝説が新たにスタートしている。

さて、これで、一旦、「勝手に名盤シリーズ」は終わります。まだ、緊急事態宣言は継続中なので、状況は変わりませんが。

 村上春樹氏のコメントのように、「僕らは、ここにあるもの(音楽もその一つ!)を目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びて、やっていくしかありません。」(以上抜粋・要約)、ということだと思います。うむ、元気にいきましょう。(TM)