新型ウィルスの状況は変わらず。こんな状況だが、オリンピックの開会式を後2日に控え、開催突入という感じある。全く盛り上がっていない(賛同を得られていない)という違和感も、本当奇妙な空気感だ。と、いうこんな状況の中、武蔵野大学の2年生の設計演習(「設計製図1」)の第2課題の最終授業(講評会&総括)を開催。この状況なのでオンラインでの実施となる。基本的に手描き図面で成果作品を仕上げるかたちの設計演習なのだが、今年度の新しい試みで、それにプラスしてCAD等のツールOKで、作品ポートフォリオを提出する課題も付加して、学生は仕上げるかたちとなった。2年生前期ということもあり、ポートフォリオが何か?ということが分かっていないような雰囲気も感じたが、だいたい課題は未完成なままやりっ放し、という状況がほとんどなので、最後まで仕上げるよい機会だったのではないかと思う。学生諸君には、今後の成長も期待したい。
さて、世にはさまざまな音楽がある訳だが、残念ながら、世間からは若干小馬鹿にされているようなタイプのものがある。そして、往々にして、大ヒットしたものが、そのような扱いをうけることも珍しくない。ということで、ここで、サバイバー、である。サバイバーは、アメリカン・ロック・バンドとして知られているが、映画『ロッキー』の主題歌をつくったお陰で、(それだけが)バカ売れしてしまい、若干、小馬鹿にされ気味、なような気がする。そんなサバイバー、あまり語られることがないが、84年の作品『バイタル・サインズ』は、捨て曲無しの、非の打ちどころのない名盤である。いわゆる狭義の80年代アメリカン・ロックを代表する最重要アルバムと、勝手に自分では思っている。いわゆるヒット・シングルはA面に集約されているが、B面がまたいいのである。ここは、B面3曲目の「It’s A Singer Not The Song」を。トータルなバランスが完璧な、ギター・ロックのポップ性を遺憾なく発揮したこのアルバムを象徴する曲である。この後、「I See You In Everyone」、「The Moment Of Truth」への流れは涙モノ。
いわゆる世間的に評価が高いものが全てではない。愛すべきロックンロールとともに、元気にいきましょう。(TM)