展示は写真と映像駅な手法を素材としながら、絵画という止まった二次元のものに、時間や動き(物理的な)を与えて揺さぶりをかけているような作品、であり僭越ながら非常に力作だなと感じた。作品の素材になっているオブジェなどの立体物も併せて展示していたが、原美術館の空間特性への活かし方が少し甘い感じがして、もう少しキリッとした設定をしてもいいかなぁ、という感想を持ったが、まあ、そこは建築サイドからみた勝手な感想だろう。まだまだ暑さがつづくなか、心地よく通り抜ける風のような空気感を感じることができました。(TM)