うむ、確かに大作だとは思った。さまざまなメディアで取り上げられているが、オープニングのシーンは圧巻だとは思う。後、宣伝で見られるような多幸感が溢れる作品では決してない。ここを期待していくとかなり空振りに終わってしまう。でも、そこが悪いわけではない。最後数十秒のワンシーンは切なさすぎるが、名シーンだと思うし。。。
でも、何か腑に落ちない、感覚がある。これは、あまりいい意味でない、腑に落ちない感だ。これは何なんだろうと、考えてしまうのだが、一言でザックリと言うと奥深さが何となく足りない、というか欠如しているのだ(ってザックリし過ぎだが)。まあ、こういう風に観た後に悩ましい映画は確かに名作なのかもしれないなぁ。でも、好き嫌いでいうとちょっと残念な方になってしまう。あくまで個人的な感想だ。
作品の良し悪しと好き嫌いの相関関係は、微妙で、面白い。そんなことを感じてしまう。メインストリームの片隅に、魅力的で面白いことが転がっているのです。(TM)