そして、もう少し足を延ばして、佐賀へ。
なかなか赴く機会がなかったのだが、佐賀のモダニズム建築を観たいと思って久しく時が過ぎてしまい、時間が限られている中、えい、と思い切って行くことに。
いや、素晴らしかった。
大隈記念館(今井兼次)、市村記念体育館(坂倉準三)、佐賀県立博物館(第一工房+内田祥哉)、佐賀県立図書館(第一工房+内田祥哉)、と歩いて炎天下巡る。蛇足だが、全部自分が生まれる前にできた建築。どの建築も力強い存在感と質感があり、しかもそこに人々が寄り添いながら、建築がある様子がとても好感がもて、静かな感動すら覚える。
全国でモダニズム建築がドンドン無くなっていっている状況だが、これらの建築群も将来どうなっていくかは何とも言えない。建築が年月とともにその地域をつくっていくということが感じられるが、また時間の経過の残酷さも感じてしまう。灼熱の佐賀でありました。(TM)