「1984から、30年
ダイアモンドの犬と未来世紀ブラジルと1Q84から
21世紀とトータリタリスモとヴァン・ヘイレンを考察してみる
そんな時に座るイス」
ペルーの小説家、マリオ・バルガス・リョサは、あるインタビューで20世紀を全体主義の時代と位置付けて言葉をつづっていた。21世紀に入り少し時間が経過した現在、果たしてこれからの未来は、どのように位置付けられるだろうか。
さて、1984という数字は何とも魅惑的な配列である。真っ先に思いつくのはロス五輪かもしれないし、ニキ・ラウダの3度目のワールドチャンピオンかもしれないし、小泉今日子旋風かもしれないし、そして、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』かもしれない。
そんな1984から丁度30年の現在。
ウクライナではクリミア問題で揺れ、台湾では学生が立法院を占拠し、マレーシア機は忽然と行方が分からなくなっている。
そんな、今現在。いろいろなことが身の回りでも起きている。僕たちはどこに向かうのか。
様々に考えを巡らしてみてください。魅力的なイスに出会えることを期待しています。
これを学生は1年間考え(悩み?)、デザインから制作にあたることになる。珍しく例年より少しイデオロジカルな趣きをもってしまったが、いろいろと学生にも考えて欲しいという思いがあります。
さて、おおよそ1年後、魅力的な作品を期待します!(TM)